Project/Area Number |
19K11159
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
杉原 百合子 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (90555179)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武地 一 藤田医科大学, 医学部, 教授 (10314197)
山田 裕子 同志社大学, 研究開発推進機構, 名誉教授(嘱託研究員) (80278457)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 認知症 / BPSD / アセスメント / 行動・心理症状 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、認知症の人の行動・心理症状(BPSD)への適切な対応のために、BPSDを引き起こす要因を見落とすことなく特定でき、適切なケアに結び付けることが可能なアセスメントツールを開発することを目指す。本研究ではまず、認知症のBPSDの症状ごとに、それを引き起こす背景因子と誘発要因ならびに因子同士の関連性を明らかにし、次に、それぞれの症状ごとの要因を容易かつ的確に特定可能なアセスメントツールを開発し使用可能性の検証を行う。本研究は、BPSDの背景要因の特定、それに基づく適切なケアの提供および評価までを含む包括的なBPSDケアシステムの基礎部分として実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
認知症の人の行動・心理症状(BPSD)への適切な対応のためには、その要因を特定することが重要であるが、現在我が国において簡便にBPSDの要因を特定できるツールはない。本研究の目的は、第1に、認知症のBPSDの症状ごとに、それを引き起こす背景要因と誘発要因ならびに要因同士の関連性を明らかにすること、第2に、それぞれの症状ごとの要因を容易かつ的確に特定可能なアセスメントツールを開発し使用可能性の検証を行うことである。 昨年まで新型コロナウィルス感染症の影響を受け、高齢者施設での調査等の実施が困難であり、文献検討での要因整理等を進めている状況であった。そのため、今年度は、①:認知症ケアを専門とする看護師、ケアスタッフとともに、BPSDの要因となり得る要因や環境を、BPSDの症状別に分けて整理する、②:①をもとにデルファイ法にて高齢者施設のスタッフを対象に調査し、背景要因および誘発要因を特定し、症状ごとの要因を特定できるアセスメントツールを完成させる、という計画で進めた。①については新型コロナウィルス感染症の影響で調整に時間を要したが、BPSDの各症状別の要因を整理を実施できた。②についてはアンケートや倫理審査の準備を進めているが、まだ実施には至っておらず、研究機関を再々延長し、次年度の実施に向け調整中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は、①:認知症ケアを専門とする看護師、ケアスタッフとともに、BPSDの要因となり得る要因や環境を、BPSDの症状別に分けて整理する、②:①をもとにデルファイ法にて高齢者施設のスタッフに調査をし、背景要因および誘発要因を特定し、症状ごとの要因を特定できるアセスメントツールを完成させる計画で進めた。①については実施できたが、新型コロナウィルス感染症の影響で調整に時間を要してしまい、②について、アンケートや倫理審査の準備を進めているが、まだ実施には至っていない。現在、次年度に実施の予定で計画を進めており、次年度は実施可能と考える。これらの状況により「遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度に実施予定でアンケートの作成と倫理審査を進めており、次年度早々に調査を実施予定である。その結果を受け、アセスメントツールを作成を目指す。新型コロナウィルス感染症の影響で高齢者施設での調査が実施できない状況が続いていたが、現在施設との調整も進めており、調査可能な状況にある。次年度は最終年度になるため、アセスメントツール完成に向けた計画を着実に進めていく予定である。
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