VR技術を用いた半側空間無視のリハビリテーション手法の開発
Project/Area Number |
19K11387
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
和田 直樹 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40306204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
弓仲 康史 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (30272272)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | Virtual Reality / 半側空間無視 / リハビリテーション / 脳卒中 |
Outline of Research at the Start |
半側空間無視とは脳卒中後の高次脳機能障害の一種で、大脳半球病巣と反対側からの刺激に対する反応が低下する病態で、リハビリテーションの阻害因子となり、日常生活にも影響を与えます。今まで半側空間無視に対して、視野の角度を調整させる眼鏡を用いるなどいくつかのリハビリテーションの手法が用いられてきましたが、大きな成果を上げている手法はありません。今回は半側空間無視に対して、コンピューターを使用したバーチャルリアリティ(仮想現実)の手法によるリハビリテーションの手法の開発を行うことを目的とした研究を行います。
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Outline of Annual Research Achievements |
脳卒中後遺症による高次脳機能障害は患者のADLを著しく阻害する。運動障害に対するリハビリテーションは早期からの集中訓練が推奨され実践されているが、高次脳機能障害に対するリハビリテーションは未だ十分なエビデンスが認められていない。半側空間無視とは大脳半球病巣と反対側に提示された刺激に対して、発見、報告、定位、反応することが障害される病態をいう。脳卒中後のリハビリテーションにおいて、左半身麻痺に高次脳機能障害を合併する症例の機能予後が不良であることは経験的に知られている。 リハビリテーション医療の分野では近年、VR (Virtual Reality)の手法を用いた手法が開発され効果を上げている。現在主流となっているのは非没入型VRという家庭用ゲーム機などを用いてモニター上の画像をみながら行う手法が主流となっている。この手法は運動機能の改善には有効であるが、空間認知の障害などの高次脳機能障害には効果は期待できない。そこで我々は、没入型VRというHead Mount Display (HMD)を装着した仮想空間の中で、所謂「脳をだます」という手法を用いて空間認知の障害である半側空間無視の治療ができないかということを検討し、本学理工学部と協力し、HMDを用いたリハビリテーションアシストシステムを開発した。これはセンシングされた実際の手の動きをVR空間内に投影し、その中で物体を動かす操作を行うものである。手の動きと空間内のVR映像は調整が可能で、映像上で動きをアシストすることも、動く範囲を制限することも可能であり、また左右にずらすことも可能である。 本研究は、脳卒中後の高次脳機能障害に対して、“VR技術を用いた半側空間無視のリハビリテーション手法の開発”を行うことを目的とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、半側空間無視に対する既存の評価法であるBehavioural Inattention Test(BIT)行動性無視検査との比較を行うために、没入型Virtual Reality (VR)システムを開発した。このシステムではHMDを装着し、仮想空間において三次元空間における半側空間無視の評価を行なうことが可能となる。 このシステムを用いて「没入型VRの手法を用いた線分二等分試験の身体近傍空間と身体外空間における半側空間無視の評価」という研究課題名で本学の臨床研究審査委員会にて承認され、対象の組入を開始し現在までに20症例の計測を行った。2022年10月に開催された第6回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会にて中間発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後症例を蓄積し論文として結果を発表する方針である。
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Report
(4 results)
Research Products
(4 results)