舌悪性腫瘍術後における生理学的変化の解明と口腔リハビリテーションの効果の検証
Project/Area Number |
19K11401
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
貴島 真佐子 大阪歯科大学, 医療保健学部, 講師(非常勤) (40838091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 要 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (80632083)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 舌悪性腫瘍 / 口腔リハビリテーション / 摂食嚥下障害 / 超音波検査 / オトガイ舌骨筋 / 栄養 / 口腔機能 / 舌硬度 / 舌悪性腫瘍切除術後 / 栄養指導 / 筋量と筋質評価 |
Outline of Research at the Start |
舌悪性腫瘍後における生理学的変化の解明と口腔リハの実施と栄養指導介入による効果を検証する。 ①超音波測定器による舌悪性腫瘍手術前後の舌の筋肉量・輝度の変化、舌硬度計による筋硬度の変化を検証する。体組成計による身体における筋肉量、体脂肪量、筋質測定を集積する。またコントロール群として健常者の測定も行う。②3~6ヶ月間、口腔リハビリテーション実施介入群と、口腔リハビリテーション実施と栄養指導介入群において、舌の筋質、筋量の変化について比較・検討する(横断研究)。③舌悪性腫瘍の術前後におけるリハ実施と栄養指導を行うことによって、舌の筋質・筋量の変化および栄養状態が維持・改善を検証する(横断研究)。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、舌悪性腫瘍術後患者の舌の器質的および機能的障害に口腔リハビテーション(以下、口腔リハ)と栄養指導が有効であるかについて検証することである。舌の悪性腫瘍術後では、食事摂取などの飲み込みが問題となる摂食嚥下障害、発声や発語の問題である構音障害が出現し、切除部位や切除範囲によってその程度や状態は異なり、障害の程度は切除範囲に依存する。また、術後においては、腫瘍切除や創部の瘢痕拘縮(傷口の状態変化)などによって、舌の機能障害、筋力低下が認められる。これまで術後半年以内の口腔リハの効果の報告はあるものの、術後における舌の筋の生理学的変化(筋量や輝度)の報告はなく、口腔リハの手技は確立されていない。 本研究では、超音波エコーにて腫瘍手術前後の舌の筋肉量および輝度、舌筋硬度計にて筋の硬度の生理学的変化を評価する。あわせて身体の筋肉量等を体組成計にて測定も行う。3~6ヶ月間の口腔リハ実施群と口腔リハと栄養指導実施群間において舌の筋量および筋質を比較検討し、舌悪性腫瘍の術後前後における口腔リハおよび栄養指導実施の効果を検証する。本研究で明らかにしたいことは、舌悪性腫瘍術後における筋量・筋質の評価を行い、術前後において変化がみられるのか、また口腔リハ実施による筋の量的・質的変化がみられるのかどうか、また、口腔リハおよび栄養指導実施による体重や食事摂取量等をはじめとした栄養状態の維持・向上、合併症の発生の低下が可能なのかの点である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度よりCOVID-19の影響により研究期間を延長し実施している。現在は集積したデータを解析し論文作成に着手している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中に研究結果について投稿予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)