Project/Area Number |
19K11470
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Jumonji University |
Principal Investigator |
平田 智秋 十文字学園女子大学, 教育人文学部, 教授 (80438895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北原 俊一 十文字学園女子大学, 社会情報デザイン学部, 教授 (20286123)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 同期現象 / 振動子結合 / 位相制御 / 見えない力 / VR環境 / ブランコ漕ぎ / 遠心力 / 慣性力 / ブランコ / 外力 / 周期運動 / バーチャルリアリティ |
Outline of Research at the Start |
縄跳びやスキー,ブランコ漕ぎなどの周期的な運動において,遠心力や慣性力などの「見えない力」が動きに与える影響を検証する。物理学のモデルを用いたシミュレーションと,バーチャルリアリティ環境での動作解析を併行し,理論と実際の二面から検討する。バーチャルリアリティ環境では見えない力が発生しない。この環境での動きを解析し,実環境での動きと比較することで「見えない力」が身体の動きに与える影響をみる。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年4月10日にPhysical Review E誌に論文が掲載された。現時点でこの論文のAltmetric スコアは185であり[ https://aps.altmetric.com/details/145521205 ], "In the top 5% of all research outputs scored by Altmetric"に位置している。 これでようやく理論的な基礎が固まり,学内の倫理審査も通ったので,2023年度はVR実験のデータを取った。このVR実験では、前述の論文が示した理論から生じた新たな問題(位相シフトがいかに実現されるか?)とそれについての仮説(慣性力が位相シフトを導く)を検証する。VR環境でのブランコ漕ぎではブランコが増幅しても座面が動かないので、慣性力が生じない。そのようなVR環境で位相シフトが起きなければ、慣性力が位相シフトを導くことになる。 実験は難航したが,途中経過を日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会(同志社大学)と 第31回運動学習研究会(筑波大学)で発表した。現時点では、仮説を支持するデータが力学シミュレーションのみならず(ex. 慣性力は位相シフトを早める方向に作用する)、VR実験からも得られている(ex. VR環境で位相シフトは生じない)。 2024年2月にVR実験に必要なデータを取り終えた。現在はデータ解析を進めながら論文を執筆している。本課題の期間延長も認められたので,2024年度中にVR実験に関する論文公表を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まず本研究の理論的背景を固める論文を公表したところ,世の中に受け入れられた。 次に本研究の核心をなすVR実験のデータも取り終えた。 論文も執筆中であるので,進捗は良好と考える。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は論文の執筆に専念し,前作同様,Physical Review E誌への掲載を目指す。
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Report
(5 results)
Research Products
(11 results)