Project/Area Number |
19K11477
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Japan Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
大澤 拓也 日本女子体育大学, 体育学部, 准教授 (70613496)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 英幸 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 主任研究員 (00292540)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 全身運動 / 表面筋電図 / 近赤外線分光法 / 左右差 / 筋電図活動 / 筋脱酸素化 / T2緩和時間 / 自転車運動 / 筋形態 / MRI |
Outline of Research at the Start |
全身運動時、筋の活動や脱酸素化はそれぞれ異なる非直線的変化を示す。その変化は各筋で異なり、また同一筋内においても部位差が生じる。この筋内・筋間の違い(不均一性)の検討は全身運動時における活動筋の特性・役割の解明において重要であるが、研究は不十分である。さらに、筋の形態や出力は左右差を有するが、その差が筋の活動や脱酸素化に及ぼす影響は明らかでない。 本研究の目的は「筋の形態・出力・生理学的指標(T2緩和時間・筋電図活動・脱酸素化)の同時かつ空間的評価により、筋の左右差が全身運動時における筋活動・脱酸素化の筋内・筋間の不均一性に及ぼす影響」を明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は「全身運動時における筋活動・脱酸素化の筋内・筋間不均一性の左右差」であり、「全身運動」が必須のテーマである。いまだ新型コロナ感染対策をとりながら、屋外での実施可能である実験も含めて、いくつかの実験を実施した。 1. 自転車エルゴメータを用いた無酸素パワーテスト時におけるペダリングの左右差を活動筋活動およびトルクを検討した。現在、解析中であるが、低負荷(高ペダル回転速度)運動時は左右差が大きく、一方、高負荷(低ペダル回転速度)運動時は左右差が小さくなる傾向が認められた。今後、更なる実験および解析を行い、成果を発表する予定である。 2. 陸上競技トラックにおけるビルドアップ走時の筋活動・脱酸素化および足底圧について、左右差、直線と曲線の差、筋間差、そして速度の影響について検討した。足底圧や筋活動については、速度による影響だけでなく、直線と曲線で左右脚に及ぼす影響が異なることも見られた。ただ、近赤外線分光法による筋脱酸素化が安定して測定できていないことが多く、実験を中断、再検討して、次年度実施予定である。 また、当該年度より前に実施した、ランニング時における左右差に関する研究の成果を論文にまとめるなどを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当該年度は新型コロナの影響は徐々に少なくなり、応募時に予定していた実験を実施できる見込みも少しずつ出てきたが、施設や対象者の都合、さらに実験機器の故障が重なり、予定通り実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに実施を開始している実験を予定していた通りに実施する。前年度は特に施設や実験機器の影響で進捗が遅れたことから、その点を重視する。また、すでに終えた研究の成果を論文として成果発表する予定である。
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