Project/Area Number |
19K11525
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
村山 晴夫 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (20570542)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 勝弘 山梨学院大学, スポーツ科学部, 教授 (30313779)
一杉 正仁 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90328352)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 頭部外傷 |
Outline of Research at the Start |
中学校教育に武道が必修化され,その安全対策確立の緊急性が叫ばれて久しいが,未だ柔道での重症頭部外傷事故が発生している.本研究は,交通外傷解析分野で確立された方法論を用い,柔道技で投げられた際の頭部衝撃力(頭部加速度)を詳細に検証し,新たな頭部外傷予防対策の可能性について模索することを目的とする.具体的には,①衝突試験用ダミーを用いた頭部衝撃力測定,②研究ボランティア(人)による頭部衝撃力測定,③柔道における頭部外傷予防対策としての“マウスガード装着”有効性検証実験,以上3つの観点から考究する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,柔道の技で投げられた際の頭部衝撃力(頭部加速度)を詳細に検証することで,新たな頭部外傷予防対策の可能性について模索することを目的としている.具体的には,1:衝突試験用ダミーを用いた頭部衝撃力測定,2:研究ボランティア(人)による頭部衝撃力測定,3:柔道における頭部外傷予防対策と しての“マウスガード装着”有効性検証実験,以上3つの観点から検討を進めることである. 令和2年度からのコロナ禍関連の影響により長期にわたり“人”での実験は頓挫していたが,その状況も徐々に解消されてきたことで,令和5年度は,「2:研究ボランティア(人)による頭部衝撃力測定」および「3:柔道における頭部外傷予防対策としての“マウスガード装着”有効性検証実験」を実施することができた.まだまだ完全遂行の域には達してはいないものの何とか実験実施に漕ぎつけたられたことは評価に値すると考えている.そして,それらの実験測定結果については鋭意解析作業中であり真摯に取り組んでいるところである. また,令和4年度に実施した「1:衝突試験用ダミーを用いた頭部衝撃力測定」の追加実験の測定結果についても現在も引き続き解析作業を推し進めているところである.こちらについてもコロナ禍の影響で遅滞していたが,実験が実施できたことで不十分ながらも挽回を図ることができている. なお,令和5年度で終了予定であった本事業については1年間の再延長申請が受理されたので,さらなる研究課題の遂行に向けて鋭意取り組む所存である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和5年度は年度当初の予定通り実験を行うことができた.しかし,さらなる課題遂行のための追加実験も検討しなければならない.また,これまで実施した実験測定結果の解析作業も現在進行中であり,解析結果がまとまるまでもう少し時間が必要な状況となっている.なお,本事業については再延長申請が受理されたこともあり,最終年度となる令和6年度はさらなる課題遂行に向けて鋭意取り組んでいく.
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Strategy for Future Research Activity |
再延長を行った本事業は令和6年度が最終年度となるため,さらなる課題遂行(実験実施および解析作業)に向けて検討・準備を進め,被験者の採用等々の実験実施環境が整いしだい適宜推し進めていく.
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