幼児から小学生における走運動および投運動の学習指導に関する研究
Project/Area Number |
19K11616
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
加藤 謙一 宇都宮大学, 共同教育学部, 教授 (00177437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 育斗 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90779026)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 幼児 / 児童 / 走動作 / 投動作 / 運動観察 / 発達バイオメカニクス / 小学生 / 投運動 / キネマティクス研究 / 投能力 / 運動学習 / 観察評価 |
Outline of Research at the Start |
幼児期は走・跳・投などの基本的な運動発達が顕著にみられる時期であり,多様な運動が習得されるとともに,それらの動きが加齢にともなって急速に洗練されることが知られている.1985年以降子どもの体力・運動能力の低下が指摘されており,その長期的な低下の特徴は4-6歳児にも同様に認められる.本研究では,基礎的な運動技能である走運動と投運動を取り上げ,過去(1980年代)と現在(2000年代)の幼児を対象に走動作と投動作を比較することによって、その能力の低下となっている動作の要因を明らかにすることである.
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Outline of Annual Research Achievements |
小学校体育では,学習指導の中で基本的な技能を習得させることが重視されている.基本的な動きを評価するためには,教師が児童の運動を適切に観察評価することが求められる. 小学校の陸上運動で扱われる短距離走は,一定の距離を全力で走ることが求められている.疾走能力は,疾走速度,ストライドおよびピッチと大きく関係している.そのため,学習指導の場面では,児童の疾走中の動作からストライドやピッチを観察的に評価することが求められる. これまで,短距離走の観察評価に関する研究は数多く行われてきたが,これらの研究は走動作に関する観察観点が多く,少ない観察回数で評価を行うことは困難であると考えられる.したがって,体育を専門としない教員や教員を目指す学生においても観察可能な観点を提示し,その観点にもとづいた評価結果を検討することは,小学校体育の陸上運動の指導において有益な科学的知見になると考えられる. 本研究の目的は,教育学部に所属する保健体育科および保健体育科以外の学生を対象に,小学生の短距離走の動画観察を通して,観察的に評価した結果と動作分析による客観的な評価の結果の一致度をもとに,その観察評価の信頼性,妥当性および客観性を検討することである. 本研究における保体科群と他教科群の観察評価は,信頼性,妥当性および客観性があることが示唆されたが,その一致率や正答率は,必ずしも高いものではなかった.また,両群の正答率には,明確な違いはみられなかった.今後は運動観察の学習機会や観察項目などの見直しを含め,さらに検討する必要がある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究4年目を迎え、走運動の観察評価に関する調査を進めることができた。令和5年度は投動作についても実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度を迎え、コロナ感染状況が緩和傾向にあるため、計画的に進められると考えているが、再流行の懸念も払拭できないため、早めに計画を進める予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(8 results)