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Development of teaching materials in the field of ball games incorporating the viewpoint of physical contact in goal type on school physical education class

Research Project

Project/Area Number 19K11630
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

廣瀬 勝弘  京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (00347080)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梶山 俊仁  朝日大学, 保健医療学部, 教授 (70813690)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Keywords学校体育 / 教材開発 / ボールゲーム学習 / 陣取りゲーム / ラグビー / 身体接触 / タグラグビー / ボールゲーム
Outline of Research at the Start

学校体育では,校種を越えた12年間の指導するべき領域内容の系統性が示されている.改定指導要領ボールゲーム系領域ゴール型において、中学校での「陣取りゲームの取り扱い」が初めて可能になった。このことは、ゴール型・陣取りゲームの内容として、これまでの小学校(タグラグビー)・高校(ラグビー)を繋ぐための空白部分の補填を意味する。この補填解消には、当該する指導内容・方法の検討、ならびにカリキュラムづくりの指針提示は、急務な課題であると考えられる。そこで、本研究では、学校体育において、生徒自身が身体知の構築の習得を目ざし、身体接触の視点を取り入れた,ボールゲーム系領域の教材開発を行うことを目的とする。

Outline of Annual Research Achievements

令和5年度は、カリキュラム試案の提示を基盤とするプレ教材の配列設定、授業実践に繋げるための単元計画の作成及びその検証を進める予定であった。特に、前年度に検討を加えた、身体接触に向けた学習の難しさに直面するミニラグビー・ジュニアラグビーの指導者から得られた切迫する課題(〈タグを取るための間合い〉と〈身体接触を行うための間合い〉との差異化)について、ゲームにおける身体接触を含む学習のための教材設定に関して、注意深く確認する必要性が生じた。つまり、単元計画の構成には、〈つかまえる前提となる相手との間合いを認知・操作する学習〉及び〈両手でつかまえた後の身体操作の学習〉を、現行の学校体育の学習内容(運動領域)と照合しながら、単元計画に適切に配置することであると考えられる。〈つかまえる前提となる相手との間合いを認知・操作する学習〉は、現行の学校体育の学習内容に、教材事例は幅広く提示され実践されている。しかしながら、〈両手でつかまえた後の身体操作の学習〉に関しては、実践事例は数多く存在せず、武道領域・柔道の導入学習においてのみ、若干ながら確認することができ、本研究における単元構成に関して重要な示唆が得られた。それは、「両手で相手の袖と襟を、互いに持ち合うこと」が柔道における学習の前提となるため、「互いの腕の長さという限定された間合いの中」で身体操作を学ぶことを可能としている点である。つまり、「タグを取るための間合い習得はできるが、その先の学習(間合いのない状態での学習)ができないため、身体接触の指導を難しくしていること」を補填する可能性を含んでいるといえる。間合いのない状態での学習に対する教材設定とその配列に関して、武道領域・柔道の実践事例(体つくり運動領域における実践)を手がかりとして、これまでの先行事例を参照しながら、概ね単元計画の設定が可能となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

令和5年度は、これまでの遅れに対応するため、第一次として「身体接触の視点を取り入れた保健体育科球技領域の教材開発」、第二次として「教材開発の有効性の検証及び教育現場への普及に向けた取り組み」を順次実施するとしていた。しかしながら、前年度に明らかになった実践上の課題(〈タグを取るための間合い〉と〈身体接触を行うための間合い〉との差異化)を踏まえた教材設定のための検討及び体育授業における単元計画を策定するための検討の手続きが不可避となるため、結果的に研究全体を遅れさせることになった。加えて、身体接触を含む授業計画ならびに授業実践の実施を円滑に進めることができなかったことも、遅れることの主たる理由といえる。ゲーム教材の開発を円滑に進めるために、引き続き、研究分担者として1名、追加する。

Strategy for Future Research Activity

令和6年度は、研究最終年度となるため、これまで円滑に進めることができなかった内容を包含し、第一次として、身体接触の視点を取り入れた球技領域の中学校保健体育科のゲーム教材の開発の実施及び開発したゲーム教材の検証を順次実施することとする。第二次として、教材開発の有効性の検証を含め、教育現場への普及に向けた取り組みを進めたい。なお、研究計画の詳細は、下記の通りである。
【令和6年度(第一次)】目的:身体接触の視点を取り入れた保健体育科球技領域の教材開発。1)プレ教材の改良(4~8月):これまで検討を加えたプレ教材に関して、「身体接触」を含む安全性の確保という観点から改良を加える。2)新たな課題への対応を明確にするべく、中学校教員・クラブ指導者に対して、タグラグビーからラグビーに繋げるための身体接触の学習を実践する際の課題について調査を行う。3)指導計画の立案・学習指導案の作成(9~11月):ボールゲーム系領域を基盤として、体つくり運動領域にも焦点づけることに留意する。
【令和6年度(第二次)】目的:教材開発の有効性の検証及び教育現場への普及に向けた取り組み。1)教育現場での実施(12~1月):教育現場で開発した教材を活用した授業実践を行う。可能であれば、複数の学校にて授業実践を行う。2)開発教材の有効性の検討(2月):①ゲーム課題に関する理解、②ゲーム課題の習熟度、③開発ゲーム課題を活用した授業における学習者の反応、の3つの視点から行う。3)教育現場への還元(ICTの活用)(3月)。加えて、筆者が担当する講習・研修会において、研究知見を適切に還元したい。

Report

(5 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report
  • 2019 Research-status Report
  • Research Products

    (12 results)

All 2024 2023 2022 2021 2020 2019

All Journal Article (4 results) (of which Peer Reviewed: 2 results,  Open Access: 1 results) Presentation (8 results)

  • [Journal Article] スポーツ競技におけるテクノロジーの現状と将来への期待~ラグビーフットボールの場合~2023

    • Author(s)
      梶山俊仁・廣瀬勝弘
    • Journal Title

      朝日大学保健医療学部健康スポーツ科学科紀要

      Volume: 6 Pages: 34-41

    • Related Report
      2022 Research-status Report
    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 領域「健康」に着目した幼児教育のカリキュラム・マネジメントに関する一考察2021

    • Author(s)
      黒原貴仁・廣瀬勝弘
    • Journal Title

      京都女子大学発達教育学部紀要

      Volume: 第17巻 Pages: 153-162

    • NAID

      120007035285

    • Related Report
      2020 Research-status Report
    • Open Access
  • [Journal Article] タグラグビーの学習内容に関する一考察~「ボール持ち運び」時の状況に着目して~2020

    • Author(s)
      梶山俊仁・寺田泰人・山本巧・廣瀬勝弘・大塚道太・小柳竜太
    • Journal Title

      スポーツ教育学研究

      Volume: 第40巻第2号 Pages: 17-29

    • NAID

      130008009877

    • Related Report
      2020 Research-status Report
    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 12年間を見据えたラグビーのカリキュラムを構想する2019

    • Author(s)
      廣瀬勝弘
    • Journal Title

      体育科教育

      Volume: 第68巻第2号 Pages: 22-25

    • Related Report
      2019 Research-status Report
  • [Presentation] ラグビーの攻撃時におけるフェーズ間の身体負荷特性について2024

    • Author(s)
      梶山俊仁・伊藤裕希・吉川充・谷川智樹・佐々木康・山本巧・廣瀬勝弘・大塚道太
    • Organizer
      日本コーチング学会第35回大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] タッチラグビーのルールに関する実態調査2024

    • Author(s)
      大塚道太・梶山俊仁・山本英弘・高橋篤史・寺田泰人・吉田浩二・廣瀬勝弘・早坂一成
    • Organizer
      日本コーチング学会第35回大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] ラグビーのゲーム中の防御側におけるインプレー時の移動特性に関する研究-ディフェンスラインの再形成・再整備に着目して-2023

    • Author(s)
      梶山 俊仁・林 卓史・高橋 篤史・梅野 聡・吉川 充・佐々木 康・寺田 泰人・廣瀬 勝弘・大塚 道太・小柳 竜太
    • Organizer
      日本コーチング学会 第34回大会
    • Related Report
      2022 Research-status Report
  • [Presentation] 学校体育における〈陣取りゲーム〉の教材設定に関する検討-タグラグビーとラグビーの学習を繋げるための困難性に焦点づけて-2022

    • Author(s)
      廣瀬勝弘・梶山俊仁・梶原宏之・黒原貴仁
    • Organizer
      日本体育・スポーツ・健康学会 第72回大会
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      2022 Research-status Report
  • [Presentation] 学校体育におけるタグラグビーの教材設定に関する検討2021

    • Author(s)
      廣瀬勝弘・黒原貴仁・梶山俊仁・梶原宏之
    • Organizer
      日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会(オンライン開催)
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Presentation] ラグビーフットボールにおけるセットプレーの成否がゲームの勝敗に及ぼす影響について2021

    • Author(s)
      梶山 俊仁・林卓史・高橋幸平・村松哲平・大塚道太・中本光彦・廣瀬勝弘・山本巧・佐々木康・黒川隆志
    • Organizer
      日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会(オンライン開催)
    • Related Report
      2021 Research-status Report
  • [Presentation] Tasks of guidance in tag rugby - Focusing on the maximum defensive boundary "breakthrough" -2020

    • Author(s)
      Toshihito Kajiyama, Yasuto Terada, Takumi Yamamoto, Satomi Uehara, Katsuhiro Hirose, Hiroaki Takatsu, Kenya Takeishi, Kazuya Koizumi, Dohta Ohtsuka, Ryuta Koyanagi
    • Organizer
      The 2020 Yokohama Sport Conference (On-line web)
    • Related Report
      2020 Research-status Report
  • [Presentation] 学校体育における「ゴール型(陣取り型ゲーム)」の単元構成に関する検討 タグラグビーとラグビーを結ぶ「身体接触の学び」に焦点化して2019

    • Author(s)
      廣瀬勝弘・黒原貴仁
    • Organizer
      日本体育学会 第70回大会(神奈川県横浜市)
    • Related Report
      2019 Research-status Report

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Published: 2019-04-18   Modified: 2024-12-25  

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