Project/Area Number |
19K11915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 60050:Software-related
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Research Institution | Kagawa National College of Technology |
Principal Investigator |
柿元 健 香川高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (60511053)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | データ欠損 / 欠損値処理 / 欠損メカニズム / 定量的管理 / ソフトウェア開発データ |
Outline of Research at the Start |
ソフトウェア開発データには多種多様なプロジェクトが含まれ,収集されるプロジェクト個別の事情や組織の推移等によって,多数のプロジェクトの実績データを統合すると,未記録の値(欠損値)が生じる.そのため,一般的なデータ欠損メカニズムだけでなく,ソフトウェア開発データ特有のデータ欠損メカニズムが生じていると考えられる.そこで,本研究では,欠損値を含むソフトウェア開発データから欠損値を無くし,定量的管理モデルを有効に適用可能なソフトウェア実績データの作成を目的として,ソフトウェア開発データ特有のデータ欠損メカニズムの特定,および,その欠損メカニズムに適した欠損値処理をなくすための技術を開発する.
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Outline of Annual Research Achievements |
ソフトウェア開発データには多種多様なプロジェクトが含まれ,収集されるプロジェクト個別の事情や組織の推移等によって,多数のプロジェクトの実績データを統合すると,未記録の値(欠損値)が生じる.そのため,一般的なデータ欠損メカニズムだけでなく,ソフトウェア開発データ特有のデータ欠損メカニズムが生じていると考えられる. そこで,本研究では,欠損値を含むソフトウェア開発データから欠損値を無くし,定量的管理モデルを有効に適用可能なソフトウェア実績データの作成を目的として,ソフトウェア開発データ特有のデータ欠損メカニズムの特定,および,その欠損メカニズムに適した欠損値処理をなくすための技術の開発を目指す. 2023年度も,ソフトウェア開発データ特有の欠損メカニズムの特定に向けて,既存の欠損メカニズムごとに特定する技術の開発と評価を進めるとともに,検証実験の有効性を高めるために,既存の欠損メカニズムをデータセットに疑似的に与える方法について,新たに開発した従来よりもより定義に近い確率的な方法で与える技術について,さらなる検証を進めてきた.また,欠損メカニズムを特定する手法についても,引き続き,統計的手法および機械学習を用いて個別の欠損メカニズムを特定する技術の開発や改良を進めており,手法を組み合わせて用いることで複数の欠損メカニズムの特定も可能となっている. これまでに開発してきた既存のデータ欠損メカニズムを特定する手法について,これまでは個別に評価を行ってきたため,手法によって判別する粒度等が異なっているため,同様の条件で比較評価することで各手法を評価する方法について検討を進めている.また,これまでの成果を応用し,欠損値処理を含めたデータ品質向上技術についても開発評価を進めている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響による遅れを完全に回復するまでには至っておらず,当初の予定よりやや遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
補助事業期間の延長が認められたため,次年度も,引き続き,既存の各欠損メカニズムを特定する技術の総合的な評価に取り組むとともに,複数の既存の欠損メカニズムを特定する技術の開発と評価に取り組む.また,想定されるソフトウェア開発データ特有の欠損メカニズムについて検討し,その特定方法の開発にも取り組む.また,これまでの成果を体系的にまとめて成果として発表する予定である.
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