Project/Area Number |
19K12030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 61010:Perceptual information processing-related
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
角所 考 関西学院大学, 工学部, 教授 (50263322)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 人物行動理解 / 日常生活空間 / 状況認識 / 実世界状況認識 / 経常的関係性 |
Outline of Research at the Start |
実世界状況認識の結果となる実世界状況は,人や物,場所などに関するカテゴリの組み合わせで記述されるが,これを日常生活支援に用いる場合には,日常生活空間内の人や物,場所などの間に日頃の生活を通じて醸成された経常的な関係性が潜在するため,同じカテゴリの組み合わせで記述される状況でも,その関係性によって意味が異なる.このような関係性は直接には観測できないが,個々の実世界状況における人や物,場所などの間の関わり方に間接的に反映されると考えられるため,これを継続的に観測することで,背後に潜在する経常的関係性を推定し,それを各瞬間の観測データと組み合わせることで,この関係性を踏まえた実世界状況認識を目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,日常生活空間内の人や物,場所などの間に醸成されている経常的関係性を,対象空間内で生じる人,物,場所間の関わりをカメラで継続的に観測することを通じて推定すると共に,対象空間内の人,物,場所間にまたがる様々な状況を,そのような関係性を踏まえて認識することを目的としている.このため,当初はまずこの可能性を探るために,研究代表者の研究室内の継続的な観測結果を利用することを検討していたが,その後の新型コロナウィルスの感染拡大に伴い,研究室内で多人数が過ごす状況を作ることができなくなったため,研究用に公開されているデータセット等,その時点で利用可能な観測データを活用することで対応を試みていた.しかし本年度は,観測期間も短く,人数も多くはないものの,研究室内の継続的な観測結果を得られる状況に至ったため,これを用いた研究を再開した.これに伴う最初の試みとして,日常生活空間内で生じる人の移動に対し,その移動先やそこでの行動状況を予測する処理の実現可能性について検討した.人物行動の予測自体は従来研究でも試みられてきたが,人の多様な行動を予測するには,予測対象となる行動の特徴を詳細に捉える必要から,予め決められた行動を,そこに生じる姿勢や動き等の系列によって特徴付けようとするアプローチが多い.これに対し,本研究では,予測対象となる行動やその特徴を予め特定せず,対象空間で生じ得る姿勢をクラスタリングによって分類した後,その頻度分布を再度クラスタリングすることで対象空間中のそれぞれの場所で生じ得る行動状況を新たに分類し,それらの共起関係に基づいて移動先やそこでの行動状況を予測すると共に,特定の行動状況間の共起性が顕著となるようなクラスタ数を求めることで,対象空間中で予測可能な行動やその記述粒度を求めることを試み,日常生活空間中で見られる習慣的な行動を捉えられる可能性を明らかにした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの感染拡大に配慮した研究期間の延長制度のおかげで研究費を繰り越しながら研究を実施しているという点では,研究の遅れは否めないものの,それ以前と同様の状況での研究の実施が可能となってきた本年度は,概ね期待していた程度の研究進捗は得られたと考えている.
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は,延長後の研究期間の最終年度であり,本年度に得られた成果を対外発表すると共に,新たな研究の方向性を検討するための期間としたい.
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