Project/Area Number |
19K12062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 61020:Human interface and interaction-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
西田 健志 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (20582993)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | コラボレーション / ヒューマンコンピュータインタラクション / エンターテインメントコンピューティング / 消極性デザイン / アイスメルティング / インタラクションデザイン / ゲーミフィケーション / コラボレーションシステム |
Outline of Research at the Start |
グループでの活動においては人の心理や社会性が障壁となることがあり、スコアやランキングといったゲームの要素を用いて活動を促す研究が盛んに行われている。しかし、そういった手法の効果は短期的であり大人数環境では発揮されにくいという課題がある。本研究では、グループ活動に利用するアプリ等に、継続的で緩やかな人間関係構築活動「アイスメルティング」を設計する。それによって心理的に無理なく人間関係が構築でき、できた人間関係が競争や協力の効果を高める結果として活動が長期・大人数でも促されるという仮説を実証的に検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は、日常的な活動の中で人間関係を緩やかに構築することを支援するアイスメルティングをデザインすることである。本年度は研究全体の総括に向けて、日常に組み込む活動が人間関係に与える影響について複数の観点から調査を進めるとともに、これまでの研究活動を論文誌の論文としてまとめた。 1.心拍数などの生体情報をグループで共有する際に一体感を感じやすくする可視化方法についての調査を行った。グループの中の一部の人どうしが一致した場合と全員が一致した場合のそれぞれに適した視覚効果があるなどの成果についてHCI研究会において発表を行なった。これによって様々な活動中に受動的に一体感を感じさせることができ、人間関係の構築にもつながることが期待できる。 2.言葉遊びゲームを介在させることによって、制約なしにやりとりさせるよりも意見を表出しやすい状態を作り出すコミュニケーション手法について、学校図書館での実験調査とプロトタイプシステムの設計を行った。学校図書館で静かに過ごしたい派と楽しく過ごしたい派の対立関係がゲームの作品として可視化されるなど、ここまでの成果についてHCI研究会で発表を行った。これにより、公共空間の利用者どうしが管理者による啓発を経ずとも共通認識を育めるようになることが期待できる。 3.これまでに行ってきたText-to-Speech (TTS) および Speech-to-Text が組み込まれたコミュニケーションシステムによる対等なコミュニケーションの実現について研究を深め、情報処理学会論文誌に掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍での不測の事態への対応によって乱れていた研究のペースは取り戻せているものの遅れを完全に取り戻すには至っておらず、研究全体のスケジュールがずれこんでおり、対外的な成果発表を残しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究としては総括段階に入っているため、研究期間を再度延長し、成果のまとめと発表を順次進める。
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