Project/Area Number |
19K13001
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 01060:History of arts-related
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
上枝 いづみ 金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (40727880)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
|
Keywords | 仏伝美術 / ガンダーラ美術 / 西北インド / 仏教文化史 / 仏伝 / 仏伝文献 |
Outline of Research at the Start |
釈迦の生涯を扱った仏伝美術は、インドにおける変遷の過程からみれば、1世紀中頃から3世紀頃にかけて多くの作例が制作されたガンダーラにおいて、インド古代初期の伝統を受容しながらも、インド内部ではみられない、通時的な仏伝表現が愛好されるなど、独特な変容を遂げている。 本研究では、ガンダーラにおける仏伝美術の「変容」の過程を跡付け、背景を明らかにすることを目指す。作例を集成し、これまで看過されてきた寺院内での全体構成について、考古学、碑文学的成果を取り入れつつも美術史的検討を行い明確にする。また、各主題の図像学的考察により、仏伝美術の変容を、伝承の年代、部派、仏陀観の変遷などの問題と関連させる。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2022年2月より2023年8月31日まで、研究代表者の産休・育休取得に伴い、研究実績なし。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
情勢により予定していた調査を延期している点と、代表者の産休・育休取得のため、計画に一年半の遅れが生じている。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究は、古代ガンダーラにおける仏伝美術の「変容」の過程を明らかにするため、(1)ガンダーラ仏伝美術の資料集成、(2)浮彫の全体構成の復元的考察、(3)仏伝主題の図像学的研究という3つのアプローチを用いて研究を進めている。復帰後は、上述の(1)に関しては、2023年9月より予定していた調査を再開し、調査内容も含めた新たな集成の完成を目指す。 関連する(2)、(3)に関しても逐次研究成果を取りまとめて公表を行う。
|
Report
(4 results)
Research Products
(3 results)