Project/Area Number |
19K13192
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
謝 平 福岡大学, 人文学部, 准教授 (70768241)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 定性 / 不定性 / 存現文 / 所在文 / 場面文 / 呼蘭河傳 / 動詞部 / 存在 / 語順 / 述語 / 時間詞 / 場所詞 / 動作主 / ターゲット / イメージ / 場所 / 主体 / 動詞 |
Outline of Research at the Start |
中国語の場面文は、日本語や英語と異なり、多くのパターンが存在する。しかし、申請者の管見の限り、すべてのパターンを取り上げた研究は皆無である。また、従来の文法研究は、コンテクストを重視せず用例を抜粋してその適格性を議論することが多い。 本研究では、文脈つきあるいは場面つきの用例を提示し、現代中国語の場面文が実際にどのように用いられるかを明らかにする。考察方法としては、視点や参照点、背景化など認知言語学の観点からもアプローチし、場面文に用いられる動詞及び「主体部」と「場所部」に用いられる語句を分析し、場面文の語順に影響する要素を探る。これらの考察に基づき、中国語の語順を左右する要因を突き止める。
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Outline of Annual Research Achievements |
現代中国語においては存在を表す「場面文」には、「場所詞+動詞+名詞(主体)」という語順になる「存現文」と「名詞(主体)+動詞+場所詞」という語順になる「所在文」があります。周知のように、両者の語順については、存在物を表す主体名詞が「定性」を持つ場合は文頭に置かれ、「所在文」の主語となり、「不定性」を持つ場合は文末に置かれ、「存現文」の目的語になる傾向があります。このような傾向は、いわゆる「定性・不定性制限」という定説になっています。 孤立語である中国語は独自の文法性を持っており、英語の「定性」と「不定性」をそのまま当てはめることができないため、盛んに研究されています。「定性」と「不定性」の定義、範囲及び「定性効果」と「不定性効果」については、これまでの研究においてすでに大きな成果を上げています。しかし、「定性」と「不定性」の具体的な定義と範囲はまだ一致しておらず、様々な意見があります。また、存現文や所在文において、「定性制限」と反して、「不定性」を持つ名詞が主語になる用例や、「定性」を持つ名詞が「存現文」の目的語になる用例が多くみられます。 2023年度では、主に現代中国語における「定性」と「不定性」の判断基準と範囲についての従来の研究を整理し、これまでの研究成果を確認しました。その上、名詞の定性と不定性は、存在表現の語順とはどのような関係があるのかを検討しました。研究の成果は、まず中国語教育学会の研究会で口頭発表しました。また、報告の内容を修正し、研究ノートにまとめたものを紀要で掲載する予定です。
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Report
(5 results)
Research Products
(8 results)