A cross-sectional study of the acquisition of English resultative constructions and passive constructions by Japanese EFL learners
Project/Area Number |
19K13284
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kobe City College of Technology |
Principal Investigator |
平野 洋平 神戸市立工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40803151)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 第二言語習得 / 結果構文 / 受動構文 / 転移 / 様態と結果 / 項構造 / 移動構文 / 様態 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、動詞の項構造の現れ方に基づく第二言語習得における母語の影響を調査する。具体的には、日本語を母語とする英語学習者を対象に、英語の結果構文と受動構文の習得の検証を行う。結果構文では日本語より英語の項構造の現れ方が広く、受動構文では英語より日本語の項構造の現れ方が広い。様々な学習期に属する学習者を対象に、理解面と産出面の検証を行う。得られた結果を4つの観点(構文間、構文内、タスク間、学習期)から分析し、順次、研究成果を報告する予定である。理論面と実践面の双方を重視し、第二言語習得関連分野と英語教育関連分野でそれぞれ異なる角度から研究成果を報告したいと考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
母語と対象言語における動詞の項構造の現れ方の違いが対象言語の習得に与える影響は、第二言語習得研究の分野における重要なテーマの1つであり、より多くの研究が必要とされる。本研究は、日本語を母語とする英語学習者を対象に、日英語間で項構造の現れ方が対照的な2つの構文-結果構文と受動構文-の習得の検証を行うものである。 これまでの実績として、結果構文の習得に影響を及ぼす言語特性について、移動構文の習得とあわせて、言語類型論上の日英語間の差異の観点から検証した結果を報告してきた。2022年度は、結果述語が形容詞であるタイプの英語結果構文に焦点を絞り、学習者による同構文に対する容認性判断に影響を与える要因を分析した。その結果として、これまでに報告してきた「弱い結果構文」と「強い結果構文」の差異-つまり、主動詞が状態変化を含意するか否か-に加えて、主動詞が「瞬間的な接触(衝撃)を伴う動詞」であるか否かが含まれることを報告した。また、その原因として、起因事象と結果事象の間に時間的な間隔が無いこと(同時性)が影響を及ぼすものと考えられる点についてもあわせて報告した。(2022年10月、日本教科教育学会第48回全国大会)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記のように、対象とする構文の内の一方についてはある程度の研究が進められているが、研究計画全体としては、予定していたほどの進捗状況ではない。これには大きく2つの理由がある。1つは、研究面以外の学内業務に想定していた以上の体力と精神力を費やさなければならない時期が多かったことである。もう1つは、長引くCOVID-19の影響があり、予定している実験を実施することができなかったことである。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年延長する。COVID-19の状況が以前よりも落ち着いてきたことを受け、これまで実施が難航していた受動構文の習得を検証する実験の実施に早急に着手したいと考えている。また、これまで報告してきた結果構文の習得との関係性についても検証していきたい。いずれも成果報告を急ぎたい。また、引き続き手元のデータを新たな角度から分析したり、理論的基盤を充実させたりするなどして、その後の研究の展開も視野に含めて研究を進めていきたい。
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Report
(4 results)
Research Products
(4 results)