Learners' use of Japanese during communication activities for learning English
Project/Area Number |
19K13300
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Meiji Gakuin University (2020-2022) International Christian University (2019) |
Principal Investigator |
小泉 ユサ 明治学院大学, 教養教育センター, 講師 (70460029)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 第二言語習得 / 第一言語使用 / コミュニケーション活動 / 第一言語 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、日本語を第一言語とする学習者が英語習得のためのコミュニケーション活動に取り組む際の日本語使用の役割と効果について調べることである。大学生ペアに英文ライティング活動に取り組んでもらい、対話データ、作文、活動後のアンケートの分析から、活動の諸段階(①準備、②ライティング、③見直し・修正)における日本語の機能(アイディアを出す、正確さを高める、作業を円滑に行う等)、産出物である英作文への影響(日本語を使用した場合とそうでない場合とで、内容の深さ、産出量、言語使用の正確さ、構文や語彙の複雑さ等に違いが生じるかどうか)、日本語使用に対する学習者の意識について研究する。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、第二言語習得の研究者から、学習者の第一言語は、コミュニケーション中心の第二言語の授業においても重要な役割を果たすという考え方が示されており、海外では実証研究も行なわれている。このテーマは、大多数の学習者が共通の第一言語を持つ日本のような学習環境においてとりわけ重要である。日本の英語教育では、長年にわたり、文法、語彙、読解を効率よく教える手段として、日本語で文法を説明し、英文を日本語に訳して理解を図るスタイルの授業が広く行われてきた。その結果、学習者も日本語を介して語彙や構文の知識を身につけているのが一般的である。こうしたことを踏まえると、英語教育の主眼がコミュニケーション能力の習得に移行しつつある現在でも、英語で表現するための準備の段階や、言語の形式や正確さを重視する場面では、部分的に日本語を使用させた方が、学習者の知識をより効果的に運用させることができ、英語の産出物にも良い影響を与える可能性があるといえる。 しかし、このテーマの先行研究の大部分は、英語圏での第二言語イマージョン教育や外国語教育、欧州の非英語圏での英語教育の場で行われたもので、そこから導き出された結論がそのまま日本の学習者にあてはまるとは言いがたい。本研究は、日本の英語教育にとって重要なこのテーマを、日本の学習者から収集したデータに基づいて探求するものである。具体的には、日本語を第一言語とする学習者がペアや小グループで英文ライティング活動に取り組む際の日本語の使用について、以下の3点を明らかにすることを目指す。 1.日本語は、共同ライティング活動のどの段階で、どのような機能を果たすか。 2.日本語使用は、産出物である英作文にどのように影響するか。 3.学習者自身は、共同ライティング活動における日本語の使用についてどのように考えているか。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は次の作業を行った。 1. 前年度、ターンを基準にして日本語の発話量を測定したが、正確さに問題があったことを踏まえ、日本語教育分野の先行研究を調べ、より正確な発話量の測定法を探った。前年度と同じデータを用いて、モーラおよび形態素に基づく測定を試行し、結果を比較した。 2. 上記1をさらに進めるため、追加の音声データの書き起こしを専門業者に依頼した。 3. 英語科目を担当する日本人教員に個人指導を受ける際の使用言語について、より習熟度が低いクラスを対象に追加のアンケートを実施し、習熟度による違いに着目して2019~20年度に使用したデータと比較した。分析結果を2022年8月開催の大学英語教育学会(JACET)国際大会で口頭発表した。 4. 秋学期の対面授業の中で共同ライティング活動を2回実施し、録音と英作文の収集を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
モーラおよび形態素に基づく測定をさらに広範囲な過去データに適用し、本研究に適した日本語発話量の測定方法を見出す。それに基づいて、(1)共同ライティング中の日本語発話の総量と言語形式についての話し合い(LRE)の発生数との相関性、(2)LRE内の日本語発話量とLREの対象・結果との相関性、(3) LRE内の日本語発話量と作文の質(正確さ)との相関性を分析する。また、2022年度に収集したデータのうち、音声データについては専門業者に書き起こしを委託し、作文データとともに、同様の分析を行う。これらの分析の結果について、国内外の学会で発表するとともに、論文にまとめ、応用言語学・外国語教育分野の学術誌に寄稿する。
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Report
(4 results)
Research Products
(11 results)