ガス市場における供給コストとスイッチングコストに関する実証研究:競争進展に向けて
Project/Area Number |
19K13687
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07040:Economic policy-related
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Research Institution | Saga University (2020-2022) Nihon University (2019) |
Principal Investigator |
野方 大輔 佐賀大学, 経済学部, 准教授 (20614621)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | ガス事業 / 競争 / 企業分析 / 自由化 / スイッチング / コスト分析 / アンケート |
Outline of Research at the Start |
本研究においては、企業と消費者二方向からのコスト分析を行う。具体的には、ガス市場参入者の特性別にガスの供給コストを測る。また、消費者のガス契約の切り替えにかかるコスト(スイッチングコスト)を測る。さらに、同じエネルギー分野で競争が活発な電力を比較対象・検討の材料とする。その電力との比較分析をもとに、ガス小売市場における供給コストやスイッチングコストはどの程度なのかを検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
事業者側の分析にあたり、対面形式のヒアリングを予定していたものの、国内のコロナウイルス感染拡大により、計画通り実施できなかった。しかしながら、先行研究のレビューをすすめ、エネルギー市場の規制当局勤務経験者からのアドバイスをもらうことはできており、事業者を分析する上での留意点を整理した。 事業者分析をおこなう際には、オープンアクセスできるデータだと限界がある。ヒアリングもコロナウイルスにより想定以上に進まなかった。今後は、事業者側のデータベースを購入するなどして、すみやかに事業者側の分析をすすめる。その際、エネルギー、公益事業分野での業績のある研究者やガス事業者と意見交換し、類似分野の電力市場を比較材料としながら、ガス事業者の検証をおこなう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
副次的研究成果はでているものの、事業者の分析は思うように進められていない。当該年度はヒアリング内容の分析を想定していたものの、国内のコロナウイルス感染拡大により、計画通りにヒアリングが実施できなかったためである。よって以上の評価とする。 今後は、別の形で事業者データの構築、分析を進める。
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Strategy for Future Research Activity |
本課題を進めるにあたって、当初ヒアリング調査等を通じてデータを整備することを想定していたが、昨年度に続いて思うように実施できなかった。今後は実データをもとに変数を作成するよう計画修正し、分析にすみやかにとりかかる。
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Report
(4 results)
Research Products
(10 results)