Study on design and use of sustaianability management control systems
Project/Area Number |
19K13858
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 07100:Accounting-related
|
Research Institution | Gunma University (2021-2022) Kanto Gakuen University (2019-2020) |
Principal Investigator |
金 宰弘 群馬大学, 情報学部, 准教授 (00803769)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
|
Keywords | サステナビリティ(Sustainability) / マネジメント・コントロール・システム(MCS) / 企業の社会的責任(CSR) |
Outline of Research at the Start |
組織構成員の行動を企業のCSR戦略に合致させるためには,単にSMCSの役割を研究対象としたこれまでの研究領域を拡張し,SMCS運用の規定要因や,既存システムとの関係などを総合的に考慮した,より多角的な観点からのSMCS研究が不可欠である。そこで本研究では,CSR戦略の遂行を成功させるSMCSの設計と運用ができる枠組みを提示することを目的とし,以下の3つの研究課題,(a)CSR戦略の遂行におけるコンフリクトを管理するためのSMCSの設計と運用,(b)主事業戦略を遂行するためのMCSに連携したSMCSの設計と運用,(c)組織間関係におけるSMCSの設計と運用を総合的に分析する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は,3つの研究課題のうち,「②主事業戦略を遂行するためのMCSに連携したSMCSの設計と運用」と「③組織間関係におけるSMCSの設計と運用」に関する研究を行い,主に文献調査を実施して,次年度に実施する「質問票調査」のための仮説と変数を作成した。 まず,研究課題②については,管理会計研究の先行研究をレビューして,MCSとSMCSの統合形態と組織パフォーマンスの関係性を分析するために,MCSとSMCSの統合形態を測定できる質問票を作成した。また,研究課題③については,組織間におけるSMCSの活用に与える影響要因を分析するために,関連する先行研究のレビューを行った。ステイクホルダー理論に基づき,組織間におけるSMCSの活用に与えるステイクホルダーの圧力を側的できる質問票を作成した。上記の研究課題②・③と関連して,次年度は質問票調査を実施して,仮説検証を行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究課題②・③を分析するために,今年度は管理会計分野の先行研究を中心にレビューを行い,分析に必要な仮説と質問票を作成したが,計画していた質問票調査の実施ができなかった。本研究は研究計画より遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度に実施した研究から得られた分析結果に基づき,2022年度は,当初計画していた質問票調査を実施して,研究課題②・③を検証し,さらに、SMCSの設計と運用に関する総合的な枠組みを提示する。 研究課題②「主事業戦略を遂行するためのMCSに連携したSMCSの設計と運用」と研究課題③「組織間関係におけるSMCSの設計と運用」に関しては,2022年度に実施できなかった「大規模質問票調査」を実施して,MCSとSMCSの統合形態が組織与える影響と,組織間関係におけるSMCSの影響要因を実証分析する。『2023年版CSR企業総覧』に記載されている日本企業約1,700社を対象に大規模質問票調査を実施する。最後に,5年間の研究結果を総合的に検討し,本研究の目的である「CSR戦略の遂行を成功させるSMCSの設計と運用ができる枠組み」を提示する。
|
Report
(4 results)
Research Products
(11 results)