Project/Area Number |
19K14003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | University of the Ryukyus (2020-2023) Nagasaki Wesleyan University (2019) |
Principal Investigator |
波名城 翔 琉球大学, 人文社会学部, 講師 (70768811)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 自殺対策 / 島嶼 / 自殺ハイリスク地 / 自殺 / 離島 / 社会生活指標 / 自殺対策計画 / 小規模離島 / 島外機関との連携 / 自殺手段 / 自殺予防 / メンタルヘルス / 高齢者 / 障害者 |
Outline of Research at the Start |
自殺者の増加を背景に自殺対策に向けた取り組みが行われており、自殺者は年々減少傾向にある。離島の町村では自殺率が低い一方で離島の市の自殺率は全国平均より高い状況にある。以上を背景に本研究では、全国の離島の自殺の分析、自殺率の低い離島の町村への調査、離島の市の調査を実施することで、離島における自殺の現状分析と対策を検討し、離島の市における自殺率の減少に寄与することを目的に実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度においては対象とした離島の保健所および市役所へ依頼を行い、新潟県佐渡島(佐渡保健所、佐渡市役所)、長崎県対馬(対馬保健所)、長崎県五島(五島保健所、五島市役所)、長崎県壱岐島(関係者との意見交換)、鹿児島県種子島(西之表保健所、西之表市)、鹿児島県奄美大島(名瀬保健所、奄美市役所)、沖縄県宮古島(宮古保健所、宮古島市役所)、沖縄県石垣島(八重山保健所、石垣市役所)にてインタビューを実施した。更に、追加で離島の東京都八丈島(八丈町役場)、鹿児島県徳之島(伊仙町)にもインタビュー調査を実施することができた。 詳細な自殺者等の情報を得るためには保健所や警察等と連携する必要があるが、個人情報等の問題があることが考えられた。そのため、各機関模索しながら自殺対策に取り組んでおり、さらに複数業務を抱えながら実施していることから、自殺対策に積極的に取り組むことができない自治体もあった。保健所等の県の機関と市町村では自殺対策としても役割が違うため保健所と市町村、地域住民が連携することで効果的な自殺対策ができる可能性があると考えられた。 また、令和5年1月に「自殺者を減らす!: ゲートキーパーとしての生き方」(新評論)を出版した。自殺ハイリスク地である、青木ヶ原樹海(山梨県)、東尋坊(福井県)、三段壁(和歌山県)において自殺を考えている人々に声をかける支援者や、自殺を考えている方や遺族から相談を受ける仏教の住職、キリスト教の牧師にインタビューを行った内容となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響で、実施できない期間が2年程度あったため、その分ずれ込み遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は令和5年度に実施したインタビュー結果をまとめ研究論文として投稿する。
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