Project/Area Number |
19K14066
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
大島 崇 大分大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (70715276)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | カリキュラム / ビジョン形成 / コミュニケーション / リーダーシップ / 授業検討会 / 行為 / 思考 / 感情 / 欲求 / 省察 / ずれ / 戦後初期 / 生活教育 / 子ども理解 / 同僚性 / 創発 / 相互作用 / 教師 / 子ども / 観察 / 記録 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、教師によって書き込まれた授業内外での子どもに関する記録と、その記録に基づく各学校での研究について明らかにすることを通じて、子どもに関する記録によって、教師の省察がどのようになされ、カリキュラムの創発にどのような影響を与えるのかを検討することである。 具体的な研究手順は以下の3点である。①教師による子どもに関する記録はどのような形態・内容であるかを解明する。②校内研究における子どもに関する記録の位置づけはいかなるものであるかを検討する。③子どもに関する記録に基づく教師による研究がカリキュラムや教師の意識や力量形成にどのような影響を及ぼしているのか解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、子どもの実態に即した実践研究がカリキュラム開発やそれを支えるビジョン形成にどのような影響を及ぼしているのか解明することを目的として、カリキュラム開発を中心に据えた学校づくりの事例について検討を行った。事例校における「キャリア教育」,「英語教育」,「道徳教育」という3つの重点的取組は並列的なものではなく、「キャリア教育」に一元化され,学校教育目標の実現を目指すものとして統合的に構成されていた。このような統合的なカリキュラムが,校種や教科を越えてまとまりが形成された教職員によって実現されるようになった背景には、①思いを込めた言葉によるコミュニケーション、②地域との信頼関係の重視、③ビジョンの実現に向けた組織とカリキュラムの開発、という3つの特色をもつ校長のリーダーシップが背景にあったことが明らかとなった。これらの研究成果を論文として公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連する制限等により、調査及び学会・研究会の参加を十分に実施できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連する制限等が解除されつつあることを受けて、計画通りの調査に加えてより実施できる可能性の高い調査対象を選定するよう工夫に努め、研究成果の公表を行う。
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