Research into nursery environment with musical instruments
Project/Area Number |
19K14148
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Kyoei University (2021-2022) University of the Sacred Heart (2020) Tokyo National University of Fine Arts and Music (2019) |
Principal Investigator |
伊原 小百合 共栄大学, 教育学部, 講師 (50837490)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 楽器 / 幼児 / 保育 / 太鼓 / 動き / 音楽教育 / 探索 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、幼児の主体的な探索を促し、且つ幼児期の発達に相応しい楽器の特性とは何かを明らかにし、保育現場での楽器を用いた環境構成について具体的な提言をすることである。本研究の概要は、以下の3点にまとめられる。 (1)幼稚園での観察:日常的な遊びの中に楽器を配置して観察を行い、各幼児の表現の育ちをエピソードとして抽出する、(2)手の動きの分析:幼児が「太鼓を手で叩く」動きを分析する、(3)楽器を用いた環境構成についての提案:(1)の観察記録と(2)の分析結果を往還しながら解釈を行い、保育現場での楽器を用いた環境構成について提言する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、(1)幼児の主体的な探索を促し、且つその身体的発達に相応しい楽器の特性について明らかにすること、(2)(1)の結果を踏まえ、保育現場における楽器の実践に関して、楽器の選択や配置等の環境構成の観点から具体的な提言をすることである。研究手法は、幼稚園でのフィールドワークと、幼児が太鼓を叩く際の手の動きの分析が中心となる。筆者はこれまでの自身の研究から、幼児は音を想像して身体をコントロールし、予期的に身体を動かす能力を獲得していくのではないかという仮説を得ているが(伊原 2021)幼児期の手の発達に関する研究は少ない(Pehoski 2010ほか)。本研究は、太鼓を叩く幼児の手の動きに焦点化し、微細な視点から幼児の叩き方を分析することで、楽器にかかわる幼児の発達過程を明らかにしようとするものである。 2022年度は、幼児の手の動きの測定を継続して行い、年齢ごとの比較やそれぞれの特徴についての分析を行った。本年度は、年度内に2回の測定を実施することができた。具体的には幼稚園での自由遊びの時間にジャンベを持ち込み、ジャンベを叩く幼児の手の動き(手の位置、速度、加速度)を、マーカーレスタイプのモーションキャプチャシステムを用いて測定した。マーカーレスであるため、幼児の身体的負担は無い。前年度までの測定過程の反省を生かし、幼児の動きを測定しやすい楽器の配置や動線を工夫した。年少児・年中児・年長児のデータを収集したが、本年度はこれまであまりデータが取れていなかった年少児のデータ収集と分析に特に注力した。分析の結果、年少児の叩き方の特徴や年齢による叩き方の違いが明らかとなってきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度までは、新型コロナウイルスの影響で研究の実施に遅れが生じていたが、本年度は感染症対策を取りながら、幼稚園でのフィールドワークを実施することができた。動きの測定が困難であった年少児のデータも収集することができ、分析結果を学会にて報告することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
子どもの動きのように、速度の速い動きを正確に測定することが難しい状況である。またそうした速い動きをグラフ化する際には、特に手の動きについて、平均の取り方を工夫する必要があることが分かってきた。今後は測定できるコマ数を増やすなどシステムの改善を図りながら、さらに正確なデータを取れるように努めたい。
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Report
(4 results)
Research Products
(11 results)