ハイリスク出生コホートに基づく当事者主体の発達支援プログラムの開発評価
Project/Area Number |
19K14186
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
澤田 優子 森ノ宮医療大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (10637987)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | ハイリスク / 出生コホート / エンパワメント / 発達支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,「ハイリスク出生コホート」に基づき,当事者主体の発達支援プログラムを開発評価することを目的とする.本研究における当事者とはハイリスク児,養育者,関わる専門職すべてを示す.ハイリスク児の出生増加に伴い,発達支援の充実は喫緊の課題である(厚生労働省「人口動態統計」).本研究では,専門職からの一方向のプログラム提供ではなく,当事者の力を引き出すエンパワメントの視点から,当事者主体の発達支援プログラムを開発し,長期間に及ぶ追跡と多角的な効果判定を質的量的に実施する.当事者の力を引き出し,科学的根拠に基づく検証を行うことで,支援の継続と発展が期待される.
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Outline of Annual Research Achievements |
1.当事者主体の発達支援プログラム作成根拠の提示:これまでに蓄積された既存データの見直しを行い,軌跡分析を実施し,必要とされる発達支援プログラムの要素を抽出した.既存データは2013年から蓄積された100件以上の子どもと養育者のデータを再分析し,子どもの発達軌跡の要因分析を行った.さらに,子どもの養育者,子どもに関わる専門職などプログラムにかかわるすべての当事者の「なまの声」をインタビュー法で聴取し,当事者主体の発達支援プログラム作成根拠を明らかにした. 2.当事者主体の発達支援プログラム開発:根拠に基づく発達支援プログラムを作成し,準備的実施を行った.当事者および専門職からのフィードバックを繰り返してプログラムの修正を行った.準備実施において,客観的視点,主観的視点の両視点からの見直しを行った.客観的視点としてはプログラムへの子どもの取り組みの様子や養育者の反応などの実施の様子を記録し専門職が行動観察を行いながら反応を評価した.主観的視点としては,支援プログラム対象者からはインタビュー法を用いて実施時の受け止め方や取り組みやすさなどの「なまの声」を聴取した. 3.当事者主体の発達支援プログラム実施前評価:トレーニングを受けた専門職によりベースライン時の評価を行った.ベースライン評価は客観的視点,主観的視点の両視点から行った.当事者の「なまの声」について,インタビュー法を用いて対象者から聴取した.客観的視点としてはプログラム開始前の子どもの様子やそれを見守る養育者の反応などの様子を記録し専門職が行動観察を行いながら反応を評価した.主観的視点からの評価は,支援プログラム対象者にインタビュー法を用いて実施前の「なまの声」を聴取した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究Phase(1:根拠提示,2:プログラム実施,3:効果検証)に沿って,順調に進んでいる.
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Strategy for Future Research Activity |
1.当事者主体の発達支援プログラムの実施:開発プログラムを実施する 2.当事者主体の発達支援プログラムの評価:実施プログラムのプロセスおよびアウトカムを評価し,内容や構成などを再検討する 3.当事者主体の発達支援プログラムの完成版作成:実施プログラムの検証を経て支援プログラムの完成版を作成する.
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Report
(4 results)
Research Products
(22 results)
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[Journal Article] COVID-19感染拡大下の育児環境の特徴 パネルコホート研究を用いた2019年度と2020年度の比較2022
Author(s)
松本 宗賢, 李 響, 焦 丹丹, 張 瑾睿, 王 妍霖, 乾 美玲, 朱 珠, 朱 言同, 劉 洋, 崔 明宇, Ajmal Ammara, Graca Yolanda, Banu Alpona Afsari, 澤田 優子, 田中 笑子, 冨崎 悦子, 渡邉 多恵子, 安梅 勅江
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Journal Title
厚生の指標
Volume: 69(12)
Pages: 31-37
Related Report
Peer Reviewed
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[Journal Article] Measurement invariance and country difference in children’s social skills development: Evidence from Japanese and Chinese samples2022
Author(s)
Zhu Zhu,Jiao Dandan,Li Xiang,Zhu Yantong,Kim Cunyoen,Ajmal Ammara,Matsumoto Munenori,Tanaka Emiko,Tomisaki Etsuko,Watanabe Taeko,Sawada Yuko,Anme Tokie
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Journal Title
Current Psychology
Volume: 9
Issue: 24
Pages: 210-210
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Subtyping of Internalizing and Externalizing Behaviors in Japanese Community-Based Children: A Latent Class Analysis and Association with Family Activities2022
Author(s)
Xiang Li, Yan-Tong Zhu, Dan-Dan Jiao, Yuko Sawada, Emiko Tanaka, Taeko Watanabe, Etsuko Tomisaki, Zhu Zhu, Ammara Ajmal, Munenori Matsumoto, Jin-Rui Zhang, Alpona Afsari Banu, Yang Liu, Ming-Yu Cui, Yolanda Graca, Yan-Lin Wang, Mei-Ling Qian and Tokie Anme
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Journal Title
Children
Volume: 9(2)
Issue: 2
Pages: 210-210
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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