Project/Area Number |
19K14270
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | The University of Kitakyushu (2022-2023) Tokyo Institute of Technology (2019-2021) |
Principal Investigator |
姉川 恭子 北九州市立大学, 経済学部, 准教授 (00749096)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 学生支援 / マインドフルネス / 海外比較 / 高等教育 / 大学院生 / メンタルヘルス / 国際比較調査 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、現在海外の多くの研究大学が取り入れているマインドフルネス、すなわち「瞑想等の技法を用いながら今に集中する方法」を活用した大学院生への学生支援の効用を実証的に明らかにすることを目的としている。従来、マインドフルネスは精神的な問題を抱える個人への対応策として用いられてきたが、近年、学生の幸福度の向上や学修の活性化を目的として大学の学生支援の一環として積極的に活用され始めている。こうした動向がどこまで広がりをもつのかを網羅的に調査し、その中から代表的な事例として先進的な取り組みを進めてきた英米、近年新しい動きを見せる中国、シンガポールの4地域についてインテンシブな事例研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、以下の2点について主に進めてきた。 1. 前年度に引き続きCovid-19による海外渡航制限のため、質問紙調査の実施に向けて可能な範囲でホームページや先行研究等から各大学の進めているマインド フルネスによる学生支援の内容を収集・整理している。 2. 年4回、学部生、院生向けの授業の1コマで、学生支援としてのマインドフルネスに関する講義を行った。その中で任意の学生を募り、今後定期的なマイン ド フルネスのワークショップを開催、心理学的研究法に基づき検証実験を行う体制作りを行なっている。 なお、本研究はCovid-19による影響を受け、大幅に当初 の研究計画から変更を余儀なくされている。1点目は直接訪問によるインタビュー調査から切り替え、 メール等による質問紙調査への変更内容となっているもの の、なかなかメールでの返答が得られない場合も多いため調査方法を再検討中である。また、2点目に ついては当初の計画から新たに追加した内容となってい る。今年度、某大学の授業の一環として学生支援をテーマに講義を行う機会があり、その中で海外大学の 事例や研究内容を紹介したり、マインドフルネスの体 験を授業内に組み込みながら体験型学習を行なった。授業内で実施したアンケート結果より、多くの学生が マインドフルネスの実施に興味を持ってくれたこと から、任意の学生を組織化し、学生向けの8週間のワークショップを開発、来年度以降実施することを目標に 準備を行なってきた。 2022年度は研究を中断していたため、2023年度は改めて海外大学の最新の動向を調査するとともに、過去に行った先行研究のレビューについて追加的に2年分網羅的に行ってきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
休業による研究の中断に伴い大幅に遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度も休業に伴い研究は中断する予定であるが、2025年度以降系統的レビューを行うとともに、現地調査も数カ国実施予定である。
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