クメール地方拠点コンポン・スヴァイのプレア・カーン寺院群復元研究
Project/Area Number |
19K15197
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 23040:Architectural history and design-related
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
石塚 充雅 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), その他(招聘研究員) (80839126)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
|
Keywords | カンボジア / クメール / コンポンスヴァイのプレア・カーン / ジャヤヴァルマンVII世 / コンポン・スヴァイのプレア・カーン |
Outline of Research at the Start |
本研究ではジャヤヴァルマンVII世時代の中~大規模寺院にて伽藍構成要素毎に記録調査を行い建築的特徴をまとめ、その複雑化のプロセス、そしてクメール建築における地方的特質を改めて検討する。そして、その上でクメールの地方重要拠点であり、かつ、崩壊が著しいため実測が困難であるコンポン・スヴァイのプレア・カーン寺院群を対象に残存箇所の実測・建築学調査成果を基に、他寺院との比較を繰り返しながら復元考察を重ね、設計方法を中心に建築学的な比較考察をすすめ、当寺院群の地方拠点としての特徴、そして重要性を明らかにするものである。
|
Outline of Annual Research Achievements |
4年度は以下の研究を実施した。 ・コンポン・スヴァイのプレア・カーン寺院不明箇所の比較復元研究:新型コロナウイルスの規制緩和を受け、これまでのコンポン・スヴァイのプレア・カーン寺院比較復元研究の成果を踏まえた上で、現地調査を実施した。その結果、不明箇所において一部新たな痕跡が確認でき、またそれらの痕跡含めた形で各不明箇所での写真測量等の記録作業が進められた結果、不明箇所に関する復元考察を前進することができた。 ・ジャヤヴァルマンVII世時代に建造された寺院遺構の建築学的インベントリーの作成:引き続きコンポン・スヴァイのプレア・カーン寺院の比較対象となるアンコール地域のジャヤヴァルマンVII世時代平地型寺院の中央塔、回廊隅建物、ゴープラおよび付属建物に関する資料の整理を行った。また新型コロナウイルスの規制緩和を受け、現地調査を実施できたことから、追加の記録調査を実施した。 ・各伽藍要素の比較研究:アンコール地域のジャヤヴァルマンVII世時代平地型寺院の各要素に関して現地での追加調査の成果を踏まえて、比較研究を進めた。今年度は特に付属建物の比較研究を中心に行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響により、昨年度まで現地調査を行えなかったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
各種比較研究を引き続き進め、その成果を基にコンポン・スヴァイのプレア・カーン寺院の復元・比較研究を進めていく。また次年度が最終年度であることから、これまでの成果を報告書の形式で取りまとめていく。
|
Report
(4 results)
Research Products
(1 results)