膵臓がんの検出・抑制に向けた, 膵酵素とがん特異糖鎖との相互作用解析
Project/Area Number |
19K16072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 43030:Functional biochemistry-related
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
伊達 公恵 お茶の水女子大学, ヒューマンライフイノベーション研究所, 特任准教授 (90709180)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 膵臓がん / 糖鎖 / 膵臓酵素 / 消化酵素 |
Outline of Research at the Start |
これまでの研究で、複数の膵酵素が糖に結合することを見出した。しかし、この膵酵素の糖への結合性が、生体内においてどのような役割をもつのか不明な点が多い。本研究では、様々な条件下での膵酵素の糖結合性を明らかにするとともに、膵酵素と膵臓がん糖鎖との相互作用を解明することで、膵臓がんの有効な検出法と治療法の開発につなげる。
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Outline of Annual Research Achievements |
膵臓がんは、早期発見や治療が極めて難しく、有用な感度と特異性を備える検出方法と抗がん剤の開発が強く求められている。本研究では、膵腺がんの検出と抑 制に向けて、膵酵素と膵腺がんマーカー糖鎖との相互作用を解明することを目的としている。膵腺がんでは、H type1/3糖鎖の発現上昇や特定タンパク質のフ コース付加が報告されており、膵腺がんの糖鎖マーカーとなっている。本研究において、膵酵素のα-アミラーゼやトリプシンが、基質とは異なる、各々特定の 糖や糖鎖に結合する「糖結合性」をもつことに注目し、これら膵酵素のいずれかが膵腺がんのマーカー糖鎖に特異的に結合し、膵腺がんを抑制するとの仮説を立 てた。この仮説の実証研究として、膵酵素と膵腺がんマーカー糖鎖との相互作用を解明し、膵腺がんの検出と抑制へと繋げることが目標である。
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Report
(3 results)
Research Products
(20 results)