Project/Area Number |
19K17761
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53050:Dermatology-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中村 貴之 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10804726)
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Project Period (FY) |
2024-01-17 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 皮膚腫瘍 / メモリーT細胞 / 制御性T細胞 / 皮膚悪性腫瘍 / 腫瘍免疫 / T細胞 |
Outline of Research at the Start |
メモリーT細胞は悪性腫瘍に対する獲得免疫の主体を担う細胞であるが、血液中に循環し、各臓器と血液、リンパ節などへ行き来するセントラルメモリーT細胞と、各臓器にとどまり、血液中に循環しないレジデントメモリーT細胞に大別される。しかし、ヒトの皮膚癌においてこれらの異なるメモリーT細胞が腫瘍免疫に関して、それぞれどのような役割を持っているか、という点に関しては明らかとなっていない。本研究では、皮膚癌から採取した小検体からT細胞の単離・培養を確立させ、その細胞を用いたフローサイトメトリー法および組織切片を用いた蛍光免疫染色法を行い、皮膚癌に浸潤するメモリーT細胞の特徴を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
悪性腫瘍の患者数は軒並み増加傾向にあり、今後もますます増加することが予想される。近年、抗PD-1抗体などの免疫療法が悪性腫瘍に対して高い効果を示すことが明らかとなったが、不応例も少なくないため、悪性腫瘍に対する詳細な免疫機構の解明とそれに基づく新たな治療法や効果予測に関するバイオマーカーの開発が望まれる。われわれは、皮膚癌から採取した小検体からT細胞の単離・培養を確立させ、その細胞を用いたフローサイトメトリー法で解析することを試みているが、現在のところCCR7の染色性が悪く、十分にセントラルメモリーT細胞の分離できていない。現在のところ、PD-L1の発現に関してCD103陽性セントラルメモリーT細胞とCD103陰性セントラルメモリーT細胞において有意な差はみられていないが、今後も検体数を増やして検討していく。さらに、メラノーマは最も予後の悪い皮膚癌の1つであるが、白人に多い皮膚メラノーマとアジア人に多い末端黒子型および粘膜型に大別される。制御性T細胞はエフェクターT細胞の活性化を負に制御する重要な細胞であり、多くはメモリーサブセットである。この制御性T細胞の数を免疫染色にて検討したところ、非病変部では粘膜型で制御性T細胞の数が他の型の非病変部より有意に多い一方で、病変部では粘膜型と他の2型で有意な差はみられなかった。しかしながら、CD4陽性T細胞に対する比率を計算すると、粘膜型では他の2型と比べて非病変部および病変部において有意に高い結果となった。このことから、粘膜型では抗CTLA-4抗体を含めた制御性T細胞をターゲットとした治療による効果が他の病型に比べてより高い可能性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)