Project/Area Number |
19K17937
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 54030:Infectious disease medicine-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
宇野 俊介 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10624702)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 肺MAC症 / マウスモデル / マウス / 病態解析 / 新規治療戦略開発 |
Outline of Research at the Start |
肺Mycobacterium avium complex (MAC)症は、抗菌薬治療を長期間行っても治癒しない患者が多く、今後の我が国の重大な健康問題となる可能性が高い。しかし、ヒトの肺MAC症を模する適切なマウスモデルが確立されておらず、肺MAC症の病態解析や新規治療法開発は進んでいない。本研究では、環境菌であるMACの持続的曝露により発症することを模した、複数回投与肺MAC症マウスモデルを使用して感染実験を行うことにより、病態解析や新規治療法開発を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
肺Mycobacterium avium complex (MAC)症は、近年罹患率が上昇しているが、抗菌薬治療を長期間行っても治癒しない患者が多く、今後の我が国の重大な健康問題となる可能性が高い。しかし、ヒトの肺MAC症を模する適切なマウスモデルが確立されておらず、肺MAC症の病態解析や新規治療法開発は進んでいない。ヒトの 肺MAC症を模するマウスモデルを樹立し、肺MAC症の病態解析、治療法開発のための治療標的を探索することを目的に研究を行った。肺結核症のマウスモ デルについては既に詳細に検討されているが、同じ抗酸菌症でありながら経気道的感染による肺MAC症モデルを検討・解析された研究は無い。特に肺MAC症のマウスモデルの作成は困難とされている。 これまでの研究では、マウスに1x10^7 CFUのMACを経気管投与したところ、肉芽腫を伴う肺炎を認めた。また、大量の菌を一度に曝露させるよりも、少量の菌を頻回投与することにより肺MAC症の病変が形成される可能性が示唆された。一昨年度実施した経気管投与よりは安定した結果が得られており、引き続き本モデルでマウスモデルの樹立を目指していく予定である。新型コロナウイルス感染症の影響、および動物実験室改修工事のため動物実験室が閉鎖されたため、それ以上の実験が実施できなかったが、動物実験室の稼働が再開されたたため、実験計画に基づいて研究を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響、および動物実験室の改修工事により、動物実験室が一時的に閉鎖されたこと、および研究者が新型コロナウイルス対応に追われ、進行は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
実施計画に則り、引き続きマウス実験を行い、マウスモデルを確立していく。当学動物実験室は再開されたため、研究期間を延長し、研究を進めていく。
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