高流量鼻カニュラ酸素療法による術後上気道閉塞の治療効果の解明
Project/Area Number |
19K18237
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
坂口 雄一 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (60815091)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2019: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 高流量鼻カニュラ酸素療法 / 睡眠時無呼吸 / 睡眠時無呼吸症候群 / 周術期 / 座位 / 術後気道閉塞 / 閉塞性睡眠時無呼吸 |
Outline of Research at the Start |
高流量鼻カニュラ酸素療法( HFNC)は呼吸補助療法の1つである。全身麻酔後上気道閉塞のハイリスク群である閉塞性睡眠時無呼吸患者( OSA)患者に対して、 HFNCの効果が報告されているが、 全身麻酔後についてはその効果は明らかでない。また上気道閉塞は座位により改善することが知られており、実臨床ではHFNCと座位を組み合わせた気道管理戦略がより有効だと予測されるが、それを示した文献はない。本研究では、OSA患者を対象に、体位の違いによる術後HFNCの効果と、全身麻酔下に咽頭内視鏡を用いてHFNCによる上気道拡大効果と咽頭気道の開存効果の関係を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は前年までにデータ収集を行った臨床試験の結果について論文作成を実施した。主要評価項目に関する解析の論文は麻酔科領域で最もIFの高いAnesthesiology誌7月号に原著論文として掲載された。 その論文内では、術前に睡眠検査にて中等度~重症の睡眠時無呼吸の診断となった患者を対象とした。術後に高流量鼻カヌラ酸素療法と頭高位あり/なしを組み合わせて実施するクロスオーバーデザインで試験を実施し、その状態で睡眠検査を行い、高流量鼻カヌラ酸素療法、頭高位、それらの組み合わせについて夜間の呼吸について評価を行った。結果として術後の無呼吸イベントが有意に減少すること、酸素化が改善することを示した。従来より睡眠時無呼吸患者の治療はCPAP療法が一般的だが、周術期に新規に開始した場合の受け入れが不良であることが以前より課題として指摘されていた。本研究では23名中22名と多くの患者で治療を受け入れできた。今回の成果は、研究の目的であった睡眠時無呼吸患者の安全な気道管理戦略の構築に寄与することが期待され、今後の新たな研究への発展も期待できる。 引き続き副次評価項目に関する解析と論文作成を継続している。
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Report
(4 results)
Research Products
(1 results)