食塩感受性高血圧による尿路結石症促進の分子機構の解明
Project/Area Number |
19K18573
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56030:Urology-related
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
中澤 佑介 金沢医科大学, 医学部, 助教 (50743689)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 尿路結石 / 食塩感受性高血圧 / 酸化ストレス / トランスクリプトーム解析 / 尿路結石症 |
Outline of Research at the Start |
尿路結石症は生活習慣病と密接に関連しており、本邦の尿路結石全国疫学調査では尿路結石患者が最も合併する生活習慣病は高血圧である。また、高食塩食は尿路結石症のリスクファクターの1つであり、尿路結石予防法として減塩が推奨されている。一方、世界のさまざまな民族を対象とした疫学調査からも食塩摂取量と高血圧発症頻度の相関が示されている。 今回、我々は食塩感受性高血圧を有する尿路結石ラットモデルを用いて、ミネラロコルチコイド受容体遮断薬で高血圧だけではなく尿路結石形成も抑制されることを確認した。これらの研究結果から食塩感受性高血圧と尿路結石に関する検証を行い基礎と臨床をつなげる新たな知見を明らかにしたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
雄食塩感受性高血圧ラット(Dahl salt-sensitive Rat(DSr))を高食塩食の有無、尿路結石形成負荷、選択的アルドステロン受容体拮抗薬(エプレレノン(Epl))投与の有無によって5群に分け実験を行った。その結果、高食塩食は血圧の上昇に加え、酸化ストレス・シュウ酸カルシウムの尿中過飽和度の増加を認め、腎への結晶沈着も増加した。 Eplは高食塩食による血圧の上昇だけでなく酸化ストレス・結晶沈着を抑制した。 また、微小環境の変化を検討するためにマイクロアレイ法で遺伝子変化を確認しRT-PCRでvalidationを行いmRNAレベルでの変化を解明した。 食塩感受性高血圧の影響を確認するために高食塩食によっても高血圧を発症しない雄食塩抵抗性ラット(Dahl Salt-Resistant Rat(DRr))を用いて同様の負荷を与え検討したところ食塩感受性高血圧の発症の抑制だけではなく腎組織への結晶沈着の抑制も確認した。 しかし、mRNAレベルでの微小環境の変化に関しては同定できなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)