Project/Area Number |
19K18735
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
森山 宗仁 大分大学, 医学部, 助教 (60769834)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | TREM-1 / 好中球 / TLR4 / 副鼻腔炎 / 自然免疫応答 / 慢性副鼻腔炎 |
Outline of Research at the Start |
上気道感染において、好中球は自然免疫の主役の1つであるが、Triggering receptor expressed on myeloid cells (TREM-1)とToll-like recepter4(TLR4)が協調的に働くことにより、細菌の貪食能を含めた自然免疫応答を増強すると報告されており、本研究では、TREM-1及び TLR4の発現の測定および解析、免疫応答作用の検証を行う。本研究により上気道におけるTLR4とTREM-1の協調的作用の関与を解明し、副鼻腔感染症に対する新たな病理学的機序を研究することにより、感染防御に関する新療法に貢献すると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
自然免疫の中心的役割を担う好中球におけるTriggering receptor expressed on myeloid cells (TREM-1)とToll-like recepter4(TLR4)が協調的に働くことによって、細菌の貪食能を含めた自然免疫応答を増強すると報告されている。本研究ではこれまでマウスで行ってきた研究をヒトの鼻副鼻腔の粘膜組織に応用し、鼻副鼻腔炎粘膜においてTREM-1発現とTLR4が協調的作用しているかどうかを検討することである。昨年度までの実験の内容としては、内視鏡下鼻副鼻腔手術を行う慢性副鼻腔炎患者に対して、手術の際に切除し廃棄する鼻副鼻腔粘膜の組織を採取した。その組織の一部を固定し切片を作成し、HE染色に加えTREM-1の免疫染色を行いTREM-1の発現を確認した。確認したところTREM-1の発現はわずかに認めるのみであった。また、フローサイトメトリーにてTREM-1陽性細胞の割合を確認したところ、同様に数%程度しか存在していなかったことが示された。その際に分離した抽出液にてsTREM-1をELISAにて測定し、RT-PCRを行いTREM-1のmRNAの測定を行った。今年度は研究棟及び実験室の改修工事がありほとんど研究を行うことができなかったため、これまでのデータ整理及び論文執筆への準備を行った。不足分は次年度追加で実験を行う予定とし延長申請を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は研究棟及び実験室の改修工事により、当初予定していた実験が遂行できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
不足分のデータに対する実験を追加し、結果を発表できるように遂行する。
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