頭頸部癌および食道癌患者におけるアルコール分解酵素の遺伝子多型解析
Project/Area Number |
19K18772
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
吉田 真夏 高知大学, 医学部附属病院, 医員 (60748812)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 頭頸部癌 / 発癌因子 / アルコール分解酵素 / 遺伝子多型 / Sake Index |
Outline of Research at the Start |
頭頸部癌および食道癌症例におけるアルコール分解酵素であるADH1B遺伝子およびALDH2遺伝子の遺伝子多型を解析し、癌の発症における遺伝子多型の関与を明らかにする。また、頭頸部癌の部位による違いや食道癌との違いがあるか否かについても検討する。治療と並行して、飲酒や食習慣に関する生活指導を行い、それが疾患予後や重複癌発症に影響するかどうか、影響するなら遺伝子多型のタイプによる違いがあるか否か検討する。あわせて、市民公開講座やメディアを通して国民への情報発信や啓発活動を行う。本研究は、頭頸部癌および食道癌の発症および予後にアルコール分解酵素がどのように関わるかのエビデンスを創出する研究である。
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Outline of Annual Research Achievements |
下咽頭癌および食道癌症例におけるアルコール分解酵素であるADH1B遺伝子およびALDH2遺伝子の遺伝子多型の関与を検討する研究である。 その研究を行うにあたり、まず、実際の患者の飲酒の実態を把握する目的で、当院で過去10年間に経験した下咽頭癌および食道癌症例の飲酒量(Sake Index: 日本酒換算の1日飲酒合数×飲酒年数)を、カルテ記載より抽出した。その結果、下咽頭癌(106例)では平均78.6、食道癌(165例)では65.9といずれも高値であった。対照として鼻副鼻腔癌(26例)、唾液腺癌(31例)についてみてみると、それぞれ22.7および10.8であり、下咽頭癌および食道癌と有意な差を認めた。 次に、新規の下咽頭癌患者に対して食道癌のリスク評価のための問診票(横山 顕、2013)を用いて飲酒・喫煙習慣を点数化することを進めている。また、鼻副鼻腔癌や口腔癌、唾液腺癌など、他の頭頸部癌患者の結果との比較も進めている。 ADH1B遺伝子およびALDH2遺伝子の遺伝子多型の解析については、本学医学部遺伝子機能解析学の麻生悌二郎教授の指導を受け、解析のための検体処理方法や手技の習得などの準備を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)