唾液マイクロバイオームを利用した頭頸部癌の予後予測および新規治療・予防法の開発
Project/Area Number |
19K18808
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
丸中 秀格 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (70819242)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 頭頚部癌 / 口腔内細菌叢 / サイトカイン / 頭頸部癌 / 口腔癌 / バイオフィルム / 唾液 |
Outline of Research at the Start |
頭頸部癌のリスク因子として、飲酒や喫煙の他に口腔内の衛生環境があげられる。研究代表者が所属する研究グループでは、最近、唾液の細菌叢(マイクロバイオーム)が制御性サイトカインのひとつであるインターロイキン-10の誘導活性と密接に関連し、免疫を調節することを見いだした。本研究では癌患者の唾液に注目し、頭頸部癌の病態(ステージや予後など)と唾液マイクロバイオームあるいは唾液のサイトカイン誘導活性との関連を検討する。さらに頭頸部癌関連細菌を同定し機能解析することにより、頭頸部癌診療における新規予後診断法あるいは新規治療・予防法(細菌ワクチンやプレバイオティクスなど)を開発することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究は① 頭頸部癌患者の唾液マイクロバイオーム解析を行い、悪性度や予後あるいは他のリスク因子に交絡する細菌叢・細菌種を同定する。②「口腔細菌叢中の簡易予測法」(特願2017-181000)が頭頸部癌患者にも適応でき、予後診断などに用いうるか検証する。③ 頭頸部癌患者の唾液によるサイトカイン誘導活性を測定し、悪性度や予後に関わるバイオマーカーとなり得るのか解析する。④ 唾液マイクロバイオーム解析で同定された頭頸部癌関連細菌の免疫制御作用あるいは抗腫瘍活性を解析し、頭頸部癌の新規治療・予防法を探索することを目的としている。 今年度においては唾液の代わりに試薬を使用し、THP-1細胞を1%唾液にて24時間培養し、上清中のIL-10濃度をELISAにて測定を行い。頭頸部癌患者での組織型、ステージや予後とIL-10産生量との関連を検討した。併せて、唾液マイクロバイオームとIL-10産生量との関連を検証した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)による唾液収集のリスクのため
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度より進捗状況は良くなっているがさらなる症例の積み増しが必要である。
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Report
(4 results)
Research Products
(4 results)