Project/Area Number |
19K18850
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
二出川 弘樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 準客員研究員 (60748391)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | アンフィレギュリン / 創傷治癒 / EGFR / amphiregulin |
Outline of Research at the Start |
生体の組織が障害された際、治癒反応として線維化、瘢痕化が起こるが、眼組織においては過剰な線維瘢痕化は視力予後に悪影響を与える。眼外傷後や眼感染症後に角膜混濁が残存し視力低下した症例や、緑内障術後の結膜の瘢痕化による拘縮が眼圧の再上昇を来たすなどといった影響を臨床で日常に経験する。 眼組織の創傷治癒に深く関わっていると既報のあるTGFβシグナルと、今回新たにAmphiregulinを介したEGFRとの共作用の眼創傷治癒における役割を紐解くことで、過剰な瘢痕化の抑制を実現し、臨床応用することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
AREGノックアウトマウスを用い、角膜アルカリ外傷の創傷治癒の検討を行った。 ・直径2mmの円形の濾紙を0.1mMのNaClに浸し、腹腔麻酔下にAREGノックアウトマウス、およびワイルドタイプ(C57/B6)のマウスの角膜の中央部に1分間留置し角膜アルカリ外傷を作成した。処置後2、5、10、20日後において前眼部創傷治癒過程を観察し、創傷の治癒過程をデジタルカメラで撮影した。しかし、遺伝子型を確定することができ、実際に実験に使用できたAREGノックアウトマウスの頭数が少なかったため、また創傷のサイズ、深さにばらつきが大きかったこともあり、治癒過程に有意な差を見いだせなかった。また、AREGノックアウトマウスが十分に得られた場合、追加で以下の実験を予定していた。 ・アルカリに浸した濾紙で同様に片眼の角膜中央部にアルカリ外傷を起こした後、2、5、10、20日後において、眼球摘出を行い、パラフィン切片での免疫組織化学と角結膜からのRNA抽出によるrtPCRを行い、TGF、SMA、fibronectin、各種collagen分子、F4/80抗原、MCP-1などの炎症、瘢痕化に関連する遺伝子・蛋白質発現とEGFRのリガンドであるEGF、Anphiregulin、TGF、HB-EGFの遺伝子、蛋白質発現を確かめる。 しかし、こちらも同様に遺伝子型を確定できたAREG1ノックアウトマウスのサンプルが十分に集まらなかったため中止となった。
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