ALS患者組織でのRNA結合タンパク質メチル化修飾とストレス防御機構の検証研究
Project/Area Number |
19K19410
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | Kawasaki Medical School (2020) Okayama University (2019) |
Principal Investigator |
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | ALS / RNA結合他タンパク質 / CRISPR/Cas13 / RNA結合タンパク質 / CRISPR/Cas9 / アルギニンメチル化酵素 / エピトランスクリプト |
Outline of Research at the Start |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、運動ニューロンが進行性の細胞死に陥る神経変性疾患である。最近ではRNA代謝制御機能を持つRNA結合タンパクの機能異常がALS発症にかかわる可能性がある。ALSモデル細胞で、RNA結合タンパク質機能に異常が生じた細胞ではRNA保護機構が正常でなくなることが確認され、アルギニンメチル化酵素PRMT1によりRNA認識領域でのジメチル化修飾が付与されることが知られている。本研究では、ヒトのALS患者におけるPRMT1遺伝子の変異発現の検出・検証を行い、RNA結合タンパク質へのアルギニンメチル化修飾制御機構とメカニズムの解明を行い、分子標的治療の可能性を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
難治性の神経変性疾患である筋縮性側索硬化症(ALS)は上位および下位運動ニューロンが選択的に進行性の細胞死に陥る生命予後不良の神経変性疾患であり、病因は不明であるが、RNA代謝制御機能を持つタンパク質の機能異常がALS発症にかかわる可能性が浮上してきている。ALSの発症原因因子と考えられているRNA結合タンパクの調節に影響を与えるPRMT1遺伝子選択的スプライス発現異常並びにRNAの状態をALSと診断された患者さんおいて確認を行うことは重要であり、この変異の傾向に基づいて、ALSの発症原因に対する治療法を見出す可能性もあることから非常に有用であると考えられる。これらのメカニズムを明らかにするためには、ALS患者さんの剖検組織、髄液および血清を用いた詳細な検体が必要と考えられる。これらを用いて、ALSに関連する遺伝子選択的スプライス異常の検出、傾向を分子生物学的手法を使用して評価するための技術を行った。 令和2年度に実施した研究内容として、以下の研究を実施し一部を完了した。 ①遺伝子改変技術を利用したRNA精製方法の開発、②CRISPR/Cas9およびそれに類似した遺伝子標的技術を用いたRNA遺伝子標的条件の検討、③CRISPR/Cas13技術を用いてのRNA標的制度の確認。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)