Project/Area Number |
19K19511
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
寺岡 三左子 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (30449061)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | cultural competence / international patients / cultural congruent care / 異文化看護 / 文化ケア / foreign patients |
Outline of Research at the Start |
医療機関を受診する外国人患者の増加に伴い、文化的側面も含めた全人的な看護ケアの必要性は益々高くなるが、文化・生活習慣の違いによるケア提供の困難さ・自信のなさにより、日本の看護師が、外国人患者との関わりを回避している現状が散見される。 日本では、文化に調和した看護ケアがどのようなものであるか明確になっておらず、方法論も確立されてい ない。そこで、本研究は、看護の文化的側面に着目し、文化に調和した看護の実践モデルを構築する。本研究はすでに着手済みであり「異文化を背景にもつ患者への関わり」の概念モデルを創出した。本研究では、臨床応用可能な看護実践モデルの構築を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2016-2019年に実施した「文化に調和した看護ケアを実現するための文化的概念モデルの構築」を基盤とし、文化に調和した看護の実践モデルを構築 することが目的である。初年度の2019年度は創出した概念モデルを基盤に、得られた概念が見いだせるかを検証し、実際的な内容を具体化するために、文化的背 景の異なる対象者と関わる看護職の実践を観察すべく調査の準備を行った。その後、COVID-19流行の影響により、当初予定していた臨床に入ってのフィールド ワークは叶わず、研究方法について再考した。2022年度は、臨床でのフィールド調査は対象者が看護職であり、感染対策や付随する業務で多忙の中、研究テーマ への関心が低下していることが考えられるため、データ収集のタイミングとしては適切でないと判断し、これまでのデータの見直しを継続するとともに、関連す る論文内容の分析を進めた。具体的には、創出したコア概念の下位概念を具体的に導出し、各下位概念と全体のモデル図との整合性を確認した。その結果、概念 モデルへの追加を検討すべき新たな要素を見出した。これらの要素をふまえ、仮説として概念モデルの実践モデル化を試みた。2023年度は、国外フィールドワークへのアクセスを試みるが、残念ながらフィールド確保が難しい結果となった。そこで日本の看護師を対象とした既存のデータを新たな手法で再分析し、看護実践の中に潜在する文化的要素について検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
理由 国外フィールドワーク再開を試みたが、コンタクトを再開していた病院との調整が合わず、国外フィールドワークによるデータ収集が困難となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
再分析したデータをふまえ、創出した概念モデルを修正版として学会発表および論文にまとめる予定である。尚、研究テーマの性質上、これまで国外での学会発表を中心に行ってきたが、研究の原点にもどり、文化的観点からの看護実践について発信するため、国内での学会発表も検討する。
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