看護教員の看護学実習における教育実践知の構造-省察的実践論を基盤として-
Project/Area Number |
19K19522
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Kumamoto Health Science University |
Principal Investigator |
井上 加奈子 熊本保健科学大学, 保健科学部, 講師 (80634360)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 看護学実習 / 教育実践 / 省察 / 看護教員 / リフレクション / 実践知 / 臨床判断 |
Outline of Research at the Start |
医療の高度化や価値観の多様化など変化する社会の中で、質の高い看護職の育成が求められ、看護基礎教育の充実は緊急の課題である。本研究の目的は、専門職の実践を説いたSchon,D.Aの省察的実践論(Schon,D.A.1983/2007)を手がかりに、看護学実習において、看護教員が学生に対して日常的に行っている「看護を教える」という極めて状況依存的な教育実践の成り立ちについて焦点をあて、そこで生成される看護教員の教育実践の知の構造を解明することである。本研究では、日々の教育実践の中に内在する看護教員の教育実践の知を言語化し、明らかにするために、参与観察と半構成的インタビューの手法を用いる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、看護学実習において看護教員が学生に対して日常的に行っている「看護を教える」という極めて状況依存的な教育実践の成り立ちに焦点を当て、Schon,D.Aの省察的実践論を手がかりに、そこで生成される看護教員の教育実践の知を言語化し解明することである。 2022年度は主に1)前年度に関連学会でシンポジウム発表した内容を原稿としてまとめる、2)看護学教育に関連する研究会や学会に参加し、データ収集・分析の視点を明確にする、3)看護教員にオンラインでインタビューを実施し、データ収集・分析を行う(現在も継続中)、ということに取り組んだ。3)のデータ収集については、2022年度はコロナ禍により予定されていた看護学実習が中止となったり、感染対策上、看護学実習の場での参与観察が困難であったため、当初予定していた【第一段階】実習場面の参与観察+【第二段階】版構造的インタビューによるデータ収集方法の変更を検討し、実習の場での参与観察は行わず、オンラインによる看護教員への半構造化インタビューを実施した。今回のインタビューで明らかになった状況は、看護教員の教育実践は教員のねがいのもと、学生や患者、現場の看護師など、さまざまな人との関係性の中で、時に状況に巻き込まれながら営まれているということであった。また、インタビューでは、研究者からの問いかけを契機に、当時の実習場面の状況や看護教員自身の思考のプロセスなどが思い起こされる状況が生じたため、現在も追加で複数回のインタビューを行いながらデータの質的分析は継続しているところである。今後の課題としては、研究参加者の人数を増やしていくことと、質の高いデータが収集できるよう、インタビュー方法と分析方法について再度検討を進めていくことである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度8月から12月にかけて、新型コロナウイルス感染症流行拡大の影響により、研究者自身の学内業務対応により研究時間を捻出することが困難だったことや、研究参加者とのインタビュー時期を調整することに時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
現在はデータ収集・分析を繰り返しながら研究を進めており、今年度はさらに研究参加者を増やしてデータ収集を行っていく予定である。さらに、データ収集・分析に関してはスーパーバイズを受けながら検討を行い、質の高いデータ収集、そして研究の精度を高められるようにしていく。得られた結果については学会発表などを行いながら、継続して公表できるように計画していく。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)