Project/Area Number |
19K19556
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
塚越 徳子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (60723757)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | がん / 認知症 / 看護支援 / 老人看護専門看護師 / 教育プログラム |
Outline of Research at the Start |
「超高齢社会」の到来とともに、認知症を有するがん患者(以下、認知症がん患者)は、 今後ますます増加することが予測される。認知症の存在を考慮したがん患者への看護支援の検討は急務である。本研究は、認知症がん患者・家族や支援を行う看護職への面接調査および質問紙調査から、看護実践上の課題を明確にする。その上で、認知症がん患者家族を支援するがん診療拠点病院看護職を対象とした教育プログラム試案を作成する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、認知症を有するがん患者家族を支援するがん診療連携拠点病院看護職を対象とした教育プログラム試案を作成することである。 2023年度は、教育プログラム作成に必要な認知症を有するがん患者への看護実践に関連する要因を検討するために、認知症を有するがん患者への看護実践を定量化するための尺度開発を目指し、尺度項目の抽出を行った。 2022年度までに明らかにした老人看護専門看護師を対象としたインタビュー調査の結果と、先行研究12文献をもとに、89項目を抽出した。その後、がん看護および認知症看護の研究者で修士以上の学位を持つ者5名による専門家会議を行った。専門家の意見を元に内容の重複する項目を削除・追加し、尺度項目を80項目に精錬した。現在は、尺度項目の内容妥当性を確認するために、認知症を有するがん患者への看護実践経験を持つ専門・認定看護師10名に調査を依頼している。具体的な調査内容は、内容妥当性指数(Item-Content Validity Index:I-CVI)を用いて、尺度項目の妥当性について「重要でない」「あまり重要でない」「やや重要である」「重要である」の4段階のリッカート尺度で調査する。「やや重要である」と「重要である」を回答した人数を、無回答を除いた回答人数で除して算出する。Polit(2007)の基準を参考に、0.78以上の項目を採択した。その際、項目の分かりやすさ、実際に実践している、もしくは実践可能な内容かを問い、修正や追加等について自由記載を求める。 次年度は、尺度を修正の上、尺度の信頼性・妥当性を検証するためのがん診療連携拠点病院看護職を対象とした質問紙調査を計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍による感染予防を考慮して、患者・家族への調査から看護職を対象とした調査に計画を修正した。また、研究をすすめる過程で教育プログラム作成のために、認知症を有するがん患者への看護実践を定量化するための尺度開発、看護実践に関連する要因を明らかにする必要性が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度に計画を修正し、概ね順調に研究計画を遂行することができている。次年度はがん診療連携拠点病院看護職への質問紙調査を計画しているため、複数の協力施設を確保し、円滑な実施ができるようにしている。
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