Project/Area Number |
19K19566
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
川添 美花 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (80758764)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | きょうだい / 統合失調症 / 経験 / 語り / レジリエンス / 家族 / ナラティヴ / 家族システム / 精神障害 / きょうだい支援 / 体験 / ナラティヴ・アプローチ |
Outline of Research at the Start |
本研究は精神障害を持つ人のきょうだいに対して、ナラティヴ・アプローチを用い、継続的なインタビューを行う中で、精神障害を持つ人のきょうだいが家族システムの中でどのような経験をしているかを明らかにし、精神障害を持つ人のきょうだいが自分らしく生きることができるような支援を検討していく。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、統合失調症を持つ人(以下、同胞とする)の兄弟姉妹(以下、きょうだいとする)の経験を明らかにするためにインタビュー調査を行った。 具体的な実施内容としては、A地域にある精神障害を持つ人の兄弟姉妹を対象としたセルフヘルプグループ(以下、きょうだい会とする)の代表者を通じて、研究参加者を募った。その結果、3名から研究協力の承諾を得ることができた。また、研究参加者からの紹介により、さらに1名から研究協力の承諾を得ることができ、4名に対してインタビュー調査を行った。インタビューは複数回での実施をした。前回のインタビュー内容でより詳細に伺いたいこと、疑問に思ったことを次のインタビューで確認することを繰り返した。インタビューの回数は2、3回であった。インタビューでは、同胞ときょうだいの1対1の関係における経験のみならず、親や他のきょうだいとの関係や家家族システム上における家族の一員としての立場からのきょうだいにも注目した、また、きょうだいという1人の人としての人生における経験を包括的な視点から明らかにすることを心がけた。インタビューで得られたデータをもとに、4人それぞれの物語を整理した。統合失調症を持つ人の親や、他の障害を持つ人のきょうだい、またきょうだいにおいても出生順位や現在の同胞に対する支援上の立場の違いと比較検討しながら統合失調症を持つ人のきょうだいの経験による特徴を見出していった。 2024年度では、これらの分析結果を国内学会において発表行い、論文投稿をしていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
統合失調症を持つ人のきょうだいの中には、同胞と同居している人も多く、同胞のいる自宅でのオンラインインタビューでは安心して語ることが難しいという人も。また、研究者である聞き手と研究参加者である語り手との対話を重視していたため、安心して語ることができる環境でのインタビューを行うことを考え、調査を急がず対面でのインタビューができる状況を待ったため、研究全体的に研究の進捗として遅れることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナの5類移行を機に調査を再開することができた。2023年度にはデータ収集を終えることができたため、2024年度は学会発表等を通じてデータを洗練させ、論文投稿をしてく予定である
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