慢性心不全患者に対する睡眠時無呼吸の早期発見と精神的健康の向上を目指した検討
Project/Area Number |
19K19600
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
澤渡 浩之 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (30757034)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 睡眠呼吸障害 / 心不全 / 慢性心不全 |
Outline of Research at the Start |
超高齢社会の進展に伴い我が国では慢性心不全患者が増加している。慢性心不全患者は入院を繰り返すことで様々な生活上の制限を受け安楽や精神的健康が徐々に低下していく。さらに、慢性心不全患者においてしばしば睡眠時無呼吸がみられ、これも心不全急性増悪による再入院率を高める。睡眠時無呼吸は一般集団にてうつ病の発症など精神的健康にも悪影響を及ぼすことが示されている。しかし、多くの慢性心不全患者は睡眠時無呼吸特有の症状を訴えないため見逃されている。本研究では睡眠時無呼吸による低酸素血症に着目し、慢性心不全患者を対象とし①睡眠時無呼吸の簡便な早期発見法の構築と②低酸素血症の蓄積と精神的健康との関連を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
超高齢社会の進展に伴い我が国では慢性心不全患者が急激に増加している。一般的に、慢性心不全患者は、入院を繰り返すことで様々な生活上の制限を受け精神的健康が徐々に低下していく。一方、多くの先行研究にて慢性心不全患者において、睡眠呼吸障害が頻繁にみられることが報告されている。この睡眠呼吸障害は、夜間(睡眠中)に間歇的な低酸素血症を繰り返し、交感神経を賦活化させ予後に悪影響を及ぼすだけでなく、睡眠中の頻回の覚醒によって不眠を引き起こす。しかし、現在、睡眠呼吸障害を有する慢性心不全における有用な看護ケアは確立されていない。このことから本研究は、睡眠呼吸障害を有する慢性心不全に おける有用な看護ケアの確立を目指すための示唆を得ることを目的とし、慢性心不全患者において、睡眠呼吸障害によって引き起こされた低酸素血症と精神的な健康観との関連を検討している。該当年度は、収集したデータの精査・詳細な解析を行った。本検討によって、高齢者、女性に罹患者が多い心機能が保たれた心不全患者(Heart Failure with Preserved Ejection Fraction; HFpEF)において、一般的に睡眠呼吸障害の重症度判定に用いられる無呼吸低呼吸の回数を示す無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index; AHI)に比べて低呼吸関連指標の悪化がより精神面のQOL低下と関連していることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19が継続して蔓延しており、十分に病院内へ立ち入りが出来なかったため しかし、これまでと比べて変化はなく予測出来たため 論文化が出来る人数を確保できているため
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Strategy for Future Research Activity |
収集したデータを精査し、精度を高めながら、学会発表・論文化を行う
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)