国際比較によるクリティカルケア領域の看護師の家族ケアに関する実践モデルの開発
Project/Area Number |
19K19643
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
賀数 勝太 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (70782150)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 家族看護 / クリティカルケア / 協働 / 国際比較 / クリティカルケア領域 / 家族ケア |
Outline of Research at the Start |
本研究課題ではグローバル化が進む現代社会において,国際的に広く活用が推奨されているfamily-centered care(家族中心のケア)の概念を含む先進的な家族ケアモデルの開発を目指し,ICUに入室した患者家族が経験する急激なストレスや不安,困惑,疲労感の軽減が可能となる患者家族と看護職者の共同関係に根ざした最善の家族ケアモデルの確立の一助とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、近年のクリティカル領域の現場において国際的な潮流の中で枢要な概念と謳われているfamily-centered careに則った患者家族と看護職者が協働関係のもとに最善の家族ケアモデルを確立することである。そのために行ったICUスタッフへの質的予備調査の結果から【家族の定義】や【理想的な家族との協働】、【家族との協働のための交渉】、【家族との協働のための信頼関係】などが抽出された。 また、この結果も参考にしつつ、ICUにおける看護職者と患者家族の協働に関して、看護師が認識する家族のケアへの参加を促進する要因を明らかにすることができる尺度(Questionnaire on Factors That Influence Family Engagement-Japanese Version: QFIFE-J)の開発を行った。QFIFE-Jは、原版のQFIFEの開発者であるHatlandに翻訳版作成の承諾を得て作成し、国内のICUに従事する看護師を対象に調査を行い開発した。本尺度は【ICUの環境】、【患者の状態】、【看護師の業務】、【看護師の意識】の4因子15項目で構成され、6件法で評価する自記式質問紙である。信頼性と妥当性の評価を行い、高い信頼性と妥当性が担保された尺度であることが確認された。 さらに、本尺度を用いて属性による得点の差を共分散構造分析にてICUにおける看護師の家族との協働の特徴を検証した結果、【ICUの環境】と【患者の状態】は共分散関係にあり、それぞれが【看護師の業務】に影響を与えて【看護師の意識】に影響する構造モデルであることが明らかとなった。 本年度も前年度に引き続き主に海外の家族看護領域の研究者間でのweb会議による情報交換や本プロジェクトに関する尺度開発を通じて、研究結果の解釈を行なった。これらより、次年度の計画遂行に必要な研究成果を得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は日本における看護職者と患者家族が協働するための看護実践モデルの開発を目的としていたが、QFIFE-Jの開発ができたことと当該尺度を用いた看護実践モデルの構造化が一部検証できたため概ね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
第一段階の調査とQFIFE-Jを用いて得られた研究結果を統合して、日本における看護職者と患者家族が協働するための看護実践モデルの検証を行う。本年度は一部の構造化が図れたため、実装可能性の検証も含めた看護実践モデルの検証を目指す。
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Report
(4 results)
Research Products
(25 results)
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[Journal Article] ICU nurse-family engagement from a global perspective: A qualitative multi-site exploration2021
Author(s)
Rahel Naef, Petra Brysiewicz, Natalie Mcandrew, Patricia Beierwaltes, Vico Chiang, David Clisbee, Jennifer De Beer, Junko Honda, Shota Kakazu, Martin Nagl-Cupal, Ann M.Price, Sandra Richardson, Anna Richardson, Tara Tehan, Amanda Towell-Barnard, Sandra Eggenberger
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Journal Title
Intensive & Critical Care Nursing
Volume: -
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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