Project/Area Number |
19K19884
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
野崎 康平 北里大学, 大学病院, 一般職 (30791743)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 心不全 / 自律神経 / 瞳孔 / 心臓リハビリテーション / 身体機能 / 日常生活活動 / フレイル / 高齢者 / 対光反応 |
Outline of Research at the Start |
心不全の特異的な病態のひとつに自律神経機能異常があり、自律神経機能を臨床で評価することは重要である。しかし、評価に用いられることが多い心拍変動解析は測定と解析が煩雑であり、自律神経機能の評価が蔑ろにされることが多い。そこで、本研究は、容易に測定が可能な瞳孔対光反応で得られる指標が、臨床における新たな自律神経機能の評価方法として応用が可能か否かを明らかにすることを目的として計画した。本研究では、心拍変動解析との整合性や、自律神経機能と関係することが明らかとなっている各指標との関連に加え、縦断的な変化を検証する予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
心不全患者では、自律神経活動障害が起こり不良な予後と関連することが広く知られているが、自律神経活動の評価方法は煩雑であり、日常臨床において評価が定着していないのが実情である。そこで、本研究は、心不全患者において、元来煩雑な方法で行われていた自律神経機能の測定を、瞳孔の対光反射を数値化して測定できる専用の機械を用いて簡易的に測定し、その有用性を検証することを目的に実施されている。これまでの実績としては、日本心臓リハビリテーション学会学術集会や日本心不全学会学術集会において学会賞を受賞した。また、複数の英語論文や国際学会での発表にも至っており、心臓リハビリテーションに関する講習会などでもその実績が紹介されている。本年度は、新型コロナウィルス感染症による診療制限が解除されたことで、中断されていた瞳孔対光反射の測定が再開され、改めてデータの蓄積が再開された。現在はデータの蓄積と並行して整理や解析を行っているところである。また、並行して行っている関連研究については適宜解析や学会発表、論文化を進めており、本年度は「Hip International」誌へ英語論文が掲載された。また、チェコで開催されたヨーロッパ心不全学会、日本心臓リハビリテーション学会、日本循環器理学療法学会、日本運動器理学療法学会など、多数の学会が主催する学術集会において研究発表やシンポジウム発表を行った。今後は、本年度を研究最終年度として、データをまとめて論文発表を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス感染症による診療制限解除に伴い、測定再開に至り再度サンプルが増えている。これまで測定が中止されていたため欠損データは多いが、解析や論文化に至っており、これまでに複数の学会発表や英語論文としての発表に至ることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
前向きデータの蓄積と並行して、後ろ向きデータの解析を行い、最終的な形態としての英語論文執筆に向けて準備を進めていく。
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