Project/Area Number |
19K19980
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Rakuno Gakuen University |
Principal Investigator |
柴田 啓介 酪農学園大学, 農食環境学群, 講師 (70805150)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 筋力トレーニング / 伸張性筋活動 / エキセントリックトレーニング / 最大反復回数 / 筋肥大 / 筋力増強 / Repetition maximum table |
Outline of Research at the Start |
筋力トレーニングを実施する際は,短縮性筋活動 (挙上動作) と伸張性筋活動 (降下動作) を繰り返して行うのが一般的である.最大限のトレーニング効果を得るために特に重要なのは伸張性筋活動とされる.本研究では筋肥大及び筋力増強効果を最大化させるための適切な伸張性トレーニング法を確立させ,競技力向上や健康増進を目的とした効率的・効果的な筋力トレーニング法の提案につなげる.
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Outline of Annual Research Achievements |
筋力トレーニングでは,短縮性筋活動と伸張性筋活動を連続して繰り返す方法が一般的であるが,高いトレーニング効果を得るために特に重要なのは伸張性筋活動とされる.伸張性筋活動を強調させる方法の1つに,伸張性筋活動のみを実施するトレーニング法がある.本研究課題では筋肥大及び筋力増強効果を最大化させるための伸張性筋活動のみの筋力トレーニング法を確立することを目的とした. 2023年度は,2022年度に開始した実験の被験者を追加し,実験を完了させた.この研究では,ベンチプレス,バックスクワット,アームカールにおいて伸張性筋活動のみ (ECC-only), 短縮性筋活動のみ (CON-only), 伸張性筋活動と短縮性筋活動を繰り返す従来の方法 (ECC-CON) の3条件間で最大重量 (1-RM) および疲労困憊に至るまでの反復回数を比較した.1-RMは,ECC-onlyがCON-onlyと比較して19-37%,ECC-CONと比較して25-33%高値となった.また,疲労困憊に至るまでの反復回数は,絶対負荷 (i.e. 重量) の等しい条件間ではECC-onlyがCON-onlyならびにECC-CONと比較して119-743%,相対負荷 (i.e. 強度) の等しい条件ではECC-onlyがCON-onlyならびにECC-CONと比較して40-145%高値となった.したがって,ECC-onlyはCON-onlyだけでなくECC-CONと比較しても筋力が高く疲労しにくいという特性を有することが明らかとなった.また,強度と反復回数の関係から,ECC-onlyにおけるrepetition maximum (RM) tableを作成した.ECC-onlyの筋力トレーニングを実施する際に重量と回数を決定する時の根拠として活用可能である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は,申請当初は2019-2021年度の計画で,3つの実験を実施予定であった.しかしながら,新型コロナウイルス感染拡大などの影響により,実験実施が遅れ,2023年度までで2つ目の実験が完了した状況である.そのため,「遅れている」と言える.
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Strategy for Future Research Activity |
当初は2021年度までの計画であったが,再延長させて頂いた.2024年度は,2023年度までに実施した実験の結果を踏まえて強度設定して,トレーニング効果を検討するための実験を実施する予定である.
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