Project/Area Number |
19K20783
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Project/Area Number (Other) |
18H05573 (2018)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund (2019) Single-year Grants (2018) |
Review Section |
0101:Philosophy, art, and related fields
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
松川 雅信 立命館大学, 文学部, 授業担当講師 (00822834)
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Project Period (FY) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 儒教 / 朱子学 / 『家礼』 / 闇斎学派 / 葬祭儀礼 / 寺檀制 / 儒仏混淆 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の具体的成果は、論文2本(「稲葉黙斎の喪礼実践論」『日本思想史学』50号、「埋葬と家礼」『共存の人間学』1号)と、書評1本(「横山俊一郎著『泊園書院の明治維新」『東アジアの思想と文化』10号)であり、概ね順調に研究を進めることができた。 本研究の主な課題は、近世日本における『家礼』の受容・展開過程を、闇斎学派を始点としながら、諸思想・諸宗教との交錯という視点から明らかにすることにあった。論文「稲葉黙斎の喪礼実践論」では、闇斎学派儒者の稲葉黙斎が、近世後期において儒仏混淆的な喪礼実践のあり方を構想していたことを明らかにし、また論文「埋葬と『家礼』」では、そのような黙斎に代表される儒仏混淆論が、(間接的な形ではあるものの)実際にいくつかの近世大名墓に体現されていた事実を紹介した。また後者は、韓国語論文であり、国際的な波及力が見込まれる。このように、『家礼』と仏教との関連に関しては、当初の目論見以上の成果をあげることができた。 神道・国学との関連については、残念ながら具体的成果を残すことができなかったが、未刊行史料の調査をすることで、必要史料を蒐集することはできた。また現在、それら蒐集史料を活かした論文(斎藤英喜・山下久夫編『日本書紀1300年史を問う』収録予定)を準備中であり、次年度の上半期に刊行を予定している。今年度中の論文化は叶わなかったものの、今年度の資料蒐集の成果に基づいて、原稿準備に入れたという意味では、それなりの成果をあげることはできたと考えられる。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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