Project/Area Number |
19K21629
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 2:Literature, linguistics, and related fields
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
有路 憲一 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (30432181)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | デザイン / 学習困難者 / 教材開発 / 教科書 / 身体感覚 / 学習困難児 / 外国語教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究の狙いは、(1) 身体感覚及び体感を活用する体感型の新しい外国語学習に資する教科書及び教材等を作成する。そして、その教科書を用い新しい外国語学習法を学習障害児に実践することにより、学習障害児の外国語習得を支援すること。(2) 本研究にて実践する体感型の外国語学習法を、特別支援学校での「外国語」の授業にて利活用し学習効果を実感することにより、新しい外国語学習法として普及させること。学習障害児にとっては、従来からある“紙(教科書)と鉛筆”を用いた暗記型の外国語学習法は困難である。学習障害児に適した外国語学習法として身体感覚及び体感を活用する体感型の外国語学習法が語学力を伸ばすことに貢献する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題「学習障害児への感覚及び体感を活用した外国語教育の教材作成とその実践」では、当初案として(1) 身体感覚及び体感を活用する体感型の新しい外国語学習に資する教科書及び教材等を作成すること、更に(2)その身体感覚を活用した新しい教科書・教材を用いた学習法を学習障害児に実践することにより、学習障害児の外国語習得を支援することを狙いとし、2022年度まで本研究を遂行してきた。 しかし、2023年度より、対象者及び対象科目について上記(1)(2)に限定せずにより広範囲に捉えた方が本研究は社会に貢献できる可能性があると研究協力者と共に判断し、研究の目的について軌道修正を行った。学習障害児に限定せずに、広く学習困難者(ある科目自体、又はある科目内のある項目の理解に困難を感じている児童)を対象にし、外国語学習に限らず学習者一般が抱える困難さをデザインによって解消することを狙いとした教材の可能性を研究協力者と共に探ることにした。 その路線を2024年度も継承し、デザインによる学習者が抱える困難さの解消について、その可能性の一部を研究発表・論考の執筆を実施し、今年度(令和5年度)は学習困難をデザインにより解消し得る複数のプロトタイプ素案を提示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述した様に、研究課題の目的を当初想定より広げたこともあり、新たに検討し直したが、今年度(令和5年度)は、研究協力者との協働体制も整え、学習困難者に向けより良くデザインされた教材開発のプロトタイプ素案を複数、提示したところである。これらは素案のため、今後は多角的に且つ批判的に効果やその「魅せ方」も含め検討し、形にするところまで進めたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に提案した学習困難者の学習をデザインによりサポートする教材のプロトタイプ素案を、今後はもう少し他の案も提案し続けつつ、次年度(令和6年度)には幾つかに絞り、定めていきたい。主に、デザイン部分での「魅せ方」にはこだわりを持ってあたり、その点妥協することなくギリギリまで設計案を考え、煮詰めていきたい。そして、実際にプロダクトとして形にするところまで進めたい。
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