Project/Area Number |
19K22792
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 59:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
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Research Institution | Sendai Seiyo Gakuin College (2021-2022) Tohoku University (2019-2020) |
Principal Investigator |
伊藤 大亮 仙台青葉学院短期大学, リハビリテーション学科, 講師(移行) (50466570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永富 良一 東北大学, 医工学研究科, 教授 (20208028)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | プロテオミクス / 長期的有酸素運動 / 降圧 / 臓器保護 / 尿中蛋白質 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は“プロテオミクス(蛋白質の網羅的定量解析)による長期的有酸素運動の有効性機序の全容解明”である。これまでの個別の蛋白質定量解析を革新的に短縮し、エビデンスの飛躍的向上につなげる。運動負荷量の個人最適化(ある蛋白質の量を指標に運動負荷量を調整する等)、運動効果類似薬開発の足がかりを作る。
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Outline of Annual Research Achievements |
申請者はこれまで、長期的運動の有効性の機序解明に取り組み、高血圧モデルや慢性心不全モデルさらに2型糖尿病モデルにおいて、心血管系および腎臓の一酸化窒素(NO)系、酸化ストレス系の関与を明らかにしてきた。 本研究の目的は、プロテオミクス(蛋白質の網羅的定量解析)による長期的有酸素運動の有効性機序の全容解明である。これまでの個別の蛋白質定量解析を革新的に短縮し、エビデンスの飛躍的向上につなげる。運動負荷量の個人最適化(ある蛋白質の量を指標に運動負荷量を調整する等)、運動効果類似薬開発の足がかりを作る。 期間内でプロテオミクス手法の確立、長期的有酸素運動の有効性機序の全容解明を目指す。降圧、臓器(心臓、腎臓)保護効果を機序解明の主なターゲットとする。計画ではまずプロテオミクス解析手法の確立を目指し、その後Wistar Kyoto ラット、高血圧自然発症ラットを用いて運動介入実験を行う。両種、対照群と運動群に分け、運動群はトレッドミル有酸素運動を2ヶ月間行う。心機能、腎機能、血圧、運動耐容能を評価する。尿(1週毎に採取)、心臓、腎臓、胸部大動脈を採取し、四重極飛行時間型(QTOF)液体クロマトグラフ・タンデム質量分析(LC/MS/MS)装置を用いて蛋白質を網羅的に計測し、解析・定量ソフトウェアを用いて蛋白質の同定・定量を行う。さらに有意に変化した蛋白質をウェスタンブロット法にて解析し、同様に変化するか確認する。加えて心臓、腎臓の免疫組織化学的検討にて詳細に評価する。 本年度は、前年度に引き続きプロテオミクス解析手法の確立を目指し、前処理法の改変に取り組んだが、目標とする尿中蛋白同定6000程度には至っておらず、引き続き試行錯誤しており、延長申請するに至った。当初の研究進行計画よりやや遅延している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
特に前処理法の改変について、目標の同定数に至らず、苦心して試行錯誤を続けていることが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
前処理法の改変について、引き続き目標の同定数に至るように処理法の確立を目指す。
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