Project/Area Number |
19K23315
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
:Education and related fields
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
友邊 雄太郎 京都大学, 医学研究科, 医員 (00848210)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 新生児蘇生教育 / 新生児蘇生法 / 蘇生シミュレーション / ICT / 医学教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は『シミュレーショントレーニングツールを用いた反復訓練による新生児蘇生技術向上と、技術維持と意識向上を促す教育支援システム』の開発と運用である。“蘇生スキルをモニター表示”するICTツールを開発し、インストラクター不在でもスキルトレーニングが可能なシステムを作成し運用する。また本システムは蘇生スキルのデジタルデータ化により①学習者がスキルの質をリアルタイムに確認でき、②自身の過去のトレーニングスキルとの比較ができ、③管理者はデータベースにより学習者のトレーニング状況を把握し、④事後学習への反映(知識の整理)を可能とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
『シミュレーショントレーニングツールを用いた反復訓練による新生児蘇生技術向上と、技術維持と意識向上を促す教育支援システム』の開発と運用を進めた。研究初年度は既に開発していたICTツールを用いて、新生児医療従事者に“ひとりで実施できるスキルトレーニングシステム”を開発した。本システムは蘇生スキルのデジタルデータ化により学習者がスキルの質をリアルタイムに確認でき、②自身の過去のトレーニングスキルとの比較ができ、③管理者はデータベース参照により学習者のトレーニング状況を把握し、④事後学習への反映(知識の整理)を可能とする仕様とした。本システムを周産期医療従事者の所属施設・病棟に設置し、システムの稼働確認と学習者の意識調査を含め、データベースでのデータ管理とE-Learningシステムに関しての運用を行った。対象は医療機関2施設、周産期医療従事者計28人で前方視的にデータ収集を開始した。対象期間は2019年7月から開始し初回トレーニング終了時の運用検証と、学習者へのアンケート調査による本システム導入にかかる意識調査を追加して行った。そのデータ解析結果は、胸骨圧迫適正率は指導者の設定する適正範囲と相関していた。圧迫圧の適正ラインは蘇生用マネキンによって随時変更可能であり汎用性が高いことが示された。一方、胸骨圧迫は適切だが、リコイルが不十分な場合が散見されており、モニターの圧曲線で明瞭にデータ化されたため、学習者個人へのリコイルへの意識が向上するようなフィードバックが可能であった。胸骨圧迫手技のペースや圧負荷は、セルフトレーニングを重ねる毎に適正となる傾向にあったため、本システムの自己学習を効果が示唆された。質問紙ではセルフィードバックシステムによる直接的学習効果に加えて、間接的に学習への志向性が向上する効果についての意見が散見された。
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