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ヌートリアの効果的管理に資する被害分析および捕獲方法の検討

Research Project

Project/Area Number 19K23676
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0602:Agricultural and environmental biology and related fields
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

國永 尚稔  岐阜大学, 応用生物科学部, 研究員 (60848943)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2020-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2019)
Budget Amount *help
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywordsヌートリア / 外来種 / 生態系被害 / 樹皮剥ぎ / 特定外来生物 / 外来種管理 / 野生動物管理
Outline of Research at the Start

特定外来生物ヌートリアは日本に定着し,分布を拡大しつつある。主に農業被害の防止を目的として防除が実施されているが,根絶の見通しは未だ立っていない。
本研究では抜本的なヌートリア管理戦略の見直しを図るため,対策根拠の補強と効果的な防除戦略の検討を目的とする。具体的には,生態系への影響と人の健康への影響を解明し,地域的な根絶に求められる捕獲努力量(効率的な捕獲に必要な労力)の推定を試みる。

Outline of Annual Research Achievements

特定外来生物ヌートリアの管理を推進するにあたり,生態系被害の詳細を明らかにする必要がある。研究代表者による予備調査によって,河畔樹木の樹皮剥ぎ被害があることが確認されていたが,その特性は明らかになっていない。今回,本研究テーマにおいては被害地における樹木調査と自動撮影カメラによるヌートリアの行動分析によってその特性を明らかにすることを目的とした。
被害の確認できる河川敷の調査地1箇所(約300m)において106本の樹木を調査した結果,38本(35.8%)の樹木で樹皮剥ぎが確認できた。同調査地に設置した自動撮影カメラではヌートリアが樹皮を剥ぐ様子を確認できた一方で,その他の動物による樹皮剥ぎは確認できなかった。被害樹木は河川淵から0-550㎝の距離に無作為に分布し,非被害樹木の分布と傾向に違いは認められなかった。また,胸高直径は10-120㎜で被害が確認できたものの,特徴的な傾向は認められなかった。これらのことから,ヌートリアは河川敷の広い範囲を利用し,その行動範囲に生育する樹木の皮を無作為的に剥ぐ習性があるものと考えられた。自動撮影カメラによる動画の解析において,撮影は昼夜を通して確認できたが,その頻度は早朝と夕方前後に高い傾向を示し,既存の報告と一致していた。樹皮剥ぎ行動に関しては夜間にのみ確認できたが,樹皮を採食しているのか切歯を削るためなのかなどは不明であった。
また,調査地点の拡充とともに被害樹種の傾向や自動撮影カメラによるヌートリアの撮影頻度の調査地間での比較を盛り込んだ解析を実施している。

Report

(1 results)
  • 2019 Annual Research Report

URL: 

Published: 2019-09-03   Modified: 2021-01-27  

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