Project/Area Number |
19K23765
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0703:Biology at organismal to population levels and anthropology, and related fields
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
佐藤 駿 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 特任助教 (30845821)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 向社会性 / 魚類 / カワスズメ科魚類 / 向社会的選択課題 / 進化 / オキシトシン / 利他行動 |
Outline of Research at the Start |
本ブロジェクトでは魚類の向社会性(他者に利益を与える性質)の認知・生理基盤を明らかにする。特にオキシトシンの相同ホルモンでするイソトシンに着目することで、ヒトと魚類の向社会性の至近的側面の相同性を明らかにすることで、脊椎動物における進化の初期段階における向社会性を解明したい。これらの研究が完遂されることでこれまで着目されていなかった魚類の向社会性について解明し、ヒトの協力的な社会がどのように構築されてきたのかという命題の解明に大きく寄与することができるだろう。
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Outline of Annual Research Achievements |
本課題は脊椎動物でもっとも原始的な分類群である魚類の向社会性の生理基盤、認知基盤の解明を向社会的選択課題PCTを用いて解明を目指すものである。採択後、本課題であるPCTにおける選択個体の行動解析を行った。特に着目したのは向社会的選択時の実験パートナーの行動に対するレスポンスである。実験個体は実験パートナーが報酬である餌を摂餌する際、体軸をパートナーの方に向け、振り返るような行動をみせることがわかった。この行動は先行研究で示された魚類が対象に注意を向ける際の行動と類似している。これらのデータはこれまで得られていたデータとコンバインドし、ジャーナルの査読下にある。また種間比較に必要な対象魚種の系統樹作成を並行して行った。本課題は2019年度後期に採択されたこと、新型コロナ騒動の中で一部の研究計画を遂行できなかったことから、これ以上の成果は上げられていない。しかし、これらの実験系を発展することでさらなる進展が見込めるだろう。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)
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[Book] 海洋と生物2020
Author(s)
佐藤駿
Total Pages
8
Publisher
生物研究社
ISBN
9784909119261
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