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新規子宮体癌治療としてのFolate Receptor α標的治療の開発

Research Project

Project/Area Number 19K23886
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0901:Oncology and related fields
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

原賀 順子  岡山大学, 大学病院, 助教 (30815692)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2020-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2019)
Budget Amount *help
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords子宮体癌 / Folate Receptor α
Outline of Research at the Start

子宮体癌の罹患数は増加傾向にある.子宮体癌は一般的に予後がよいがんとして知られているが,組織型が類内膜癌でないものは予後が悪い傾向にある.また保険適応となっている抗がん剤が少なく,治療が難しいことがある.
子宮体癌で有名な分子標的薬として免疫チェックポイント阻害剤が挙げられるが,有効な組織型は類内膜癌が中心であり,非類内膜癌については新たな治療標的が必要である.近年,卵巣癌においては葉酸受容体α(FRα)を標的とした薬剤の有効性が注目を集めている.
本研究は子宮体癌におけるFRαについて研究し,その特徴を明らかにし,FRα標的治療による新たな治療戦略を確立することを目的としている.

Outline of Annual Research Achievements

本研究は,子宮体癌の新規治療標的としてのFolate receptor-α(FRα)の有用性を検証する目的で遂行している.本年(令和元年度)は目的①「子宮体癌におけるFRα発現と分子学生物学的・臨床的特徴の検討による,FRα標的治療の有用性の検証」について研究を行った.免疫組織化学にて子宮体癌98症例について検証した.発現強度は先行論文を参考に判定した.弱い発現(absent/weak)を示した症例は57例(58.2%),強い発現(moderate/strong)を示した症例は41例(42.8%)認め,その割合は既存の報告と同様であった.臨床病理学的因子との関連については,年齢(70歳以上,70歳未満),組織型(類内膜癌,非類内膜癌),病期(I・II期,III・IV期),リンパ節転移の有無,卵巣転移の有無について検討したが,いずれもFRαの発現との相関は見られなかった(それぞれp=0.221,0.668,0.458,0.292,1.00).また,無増悪生存期間と全生存期間について検討したが,FRαの発現により予後の差は認めなかった(それぞれp=0.616,0.202).先行論文では,病理学的予後不良因子とFRαの発現との相関が報告されていたが,本研究では認めなかった.また,子宮体癌はTCGAの報告で,分子遺伝学的に4つのサブクラスに分けられることが知られている.その4分類とFRαとの相関についても検討したが,相関は認めなかった(p=0.652).
今回の検討では症例数が少なくさらなる検討が必要だが,既存の臨床病理学的因子のとの相関は明らかではなかった.しかし,強い発現を認める症例が4割程度認めるため,一定数でFRαが治療標的として有用であることが示唆された.

Report

(1 results)
  • 2019 Annual Research Report

URL: 

Published: 2019-09-03   Modified: 2021-01-27  

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