パプア諸語の記録言語学的研究―三地域の諸言語の直示表現を中心に―
Project/Area Number |
19KK0012
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 2:Literature, linguistics, and related fields
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
千田 俊太郎 京都大学, 文学研究科, 教授 (90464213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 正幸 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (10299711)
稲垣 和也 南山大学, 外国語学部, 准教授 (50559648)
山本 恭裕 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (70830008)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥18,070,000 (Direct Cost: ¥13,900,000、Indirect Cost: ¥4,170,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2019: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
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Keywords | パプア諸語 / シンブー / ブーゲンビル / サンダウン / 記録言語学 / パプア・ニューギニア / 言語資料 / 直示表現 / アーカイブ |
Outline of Research at the Start |
シンブー州、ブーゲンビル自治州、サンダウン州の三地域のパプア諸語の多様な資料を対象に、オーストラリアの記録言語学・パプア諸語の記述研究を専門とする研究者たちの協力のもと、テキストコーパスを構築し、それらのテキストに見られる統語・談話レベルの文法現象の記述と対照言語学的分析を進める。直示表現の面で共通点と相違点をもつパプア諸語の直示表現の振る舞いに着目して研究を進める。データを共同で編集・分析し、アーカイブに長期保存する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本来の最終年度を迎えたが、研究期間がコロナ禍と完全に重なってしまったので現地調査なしにできるだけ本来の目的に沿った成果をあげるべく各班とも苦心をしている。主として既存のデータの整備につとめ、アーカイブできる状態に仕上げる過程にある。 ブーゲンビル班は、Rebecca Maniako 氏を招聘し、バイツィ語データを整理した。 シンブー班は主として次の二つの作業と成果公開を行った。 1. ドム語の語彙にあてるべき日本語、英語、エスペラント語、朝鮮語の訳語について検討を重ね、意味タグの付与を行った。成果の一部は朝鮮語済州方言のウェブ語彙集に反映させ、関連する日本語論文を朝鮮語に翻訳して出版した。 2. ドム語を含む複数の言語について、形容詞の特徴を調査し、成果をまとめた。ドム語の場合には、名詞を後ろから修飾し、形態的には変化語形をもたず、単独で項としてはたらくことがあるものが一つの大語類をなし、その下位類に次元、色、価値などを表す数十の語彙項目を含む閉じた類があり、これを形容詞と認めることができる。ニューギニア地域では「サイズの小さな」形容詞が多く報告されている。 その他、シンブー班は言語の類型特徴について考察した論考が副産物としてできている。主としてエスペラントと朝鮮語の「膠着性」に注目し、その間言語の古典類型論が受けた批判と新しい類型研究の経た道程を評価するものである。しかし、ニューギニアの諸言語への言及には至らなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍で現地調査ができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに当初の方針を変更して調査・研究を進めており、一、二年の延長で既存のデータのアーカイビングを行う予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(24 results)
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[Journal Article] オセアニアの少数言語2021
Author(s)
千田俊太郎
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Journal Title
GR-同志社大学グローバル地域文化学会紀要
Volume: 15-16
Issue: 15-16
Pages: 1-29
DOI
NAID
ISSN
21879060
URL
Year and Date
2021-03-25
Related Report
Open Access
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