Project/Area Number |
19KK0053
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
伊東 啓太郎 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (10315161)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須藤 朋美 九州工業大学, 大学院工学研究院, 助教 (60847797)
山本 有恵 京都精華大学, その他の部局, 講師 (00827503)
鎌田 磨人 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (40304547)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥14,820,000 (Direct Cost: ¥11,400,000、Indirect Cost: ¥3,420,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 自然環境 / ランドスケープデザイン / 子どもの遊び / 環境学習 / 生態系サービス / 風土 / 環境学習プログラム / グリーンインフラ / ランドスケープ / 自然再生 / 自然享受権 / 生態系学習 / 生物多様性 / 環境デザイン / 子ども / アクティヴィティ / 生態学 / 心理学 / 景観生態学 / 環境教育 / 風土性 / オープンスペース |
Outline of Research at the Start |
身近に残された緑地やオープンスペースを、生物多様性を保全しながら、子どもの「遊び」と「環境学習」を目的として再生・創造していくことは重要な課題である。身近な自然環境を保全・活用するランドスケープの設計・マネジメントについて議論し、実際の計画・設計プロセスと子どものアクティヴィティ、ノルウェー・米国・日本の比較研究を通して、地域の自然環境の保全・再生を行いながら「子どもの遊び」、「環境学習」の場として活用できるような新しいランドスケープデザインの手法の検証とその国の風土に適した継続的な環境学習プログラムを開発することを目的として研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本人研究チームが米国およびノルウェーに出向き、ノルウェー、米国研究者とともに、身近な自然環境を保全・活用するランドスケープの設計・マネジメントについて議論し具体的な空間提案を行うことを目的としている。実際の計画・設計プロセスとノルウェー・米国・日本の比較研究を通して、地域の自然環境の保全・再生を行いながら「子どもの遊び」、「環境学習」の場として活用できる新しいランドスケープデザインの手法とその国の風土に適した環境学習プログラムを開発することを目的として研究を進めている。 2022年度も、コロナ禍のため計画していた米国・ノルウェーでの現地調査とワークショップは、開催延期となった。このため、日本国内での現地調査をメインで研究を進めた。共同研究者(伊東、須藤、山本、鎌田)で、研究の進捗報告ならびにディスカッションを行った。また、2022年5月13-5月16日に米国のマークホステットラー教授が来日し、日本の世界遺産屋久島での調査ならびに、徳島・阿南市において生物多様性保全と環境計画・設計のワークショップを行った。また、研究代表者の伊東は、イタリアボルツアーノ大学で研究協力者のZerbe教授、長谷川氏と現地調査ならびに子どもと自然環境、生態系保全と環境デザインに関する研究打ち合わせを行った。 子どもにとって、自然の中での「遊び」や「学び」は、心身の発達の上で重要な役割を持っており、自然環境が人間に供給する重要な生態系サービスとして健全に機能することが求められる。実際の計画・設計プロセスとノルウェー・米国・日本の比較研究を通して、地域の自然環境の保全・再生を行いながら「子どもの遊び」、「環境学習」の場として活用できるような新しいランドスケープデザインの手法とその国の風土に適した環境学習プログラムを開発することを目的として研究を継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は、研究代表者の伊東は1年間フロリダ大学に滞在し、フルブライト研究員として、アメリカのゲインズビルにて、身近な緑地、グリーンインフラの設計・活用手法についての研究をフロリダ大学のHostetler教授と共同で進めた。同時に、具体的な空間提案を行うためにゲインズビルにおいて現地調査を行った。 また、コロナパンデミックの影響により、2021年度は、研究チームで予定していた米国、ノルウェーでの現地調査、ワークショップの開催ができなかった。2022年5月13-5月16日には、米国のマークホステットラー教授が来日し、徳島・阿南市において生物多様性保全と環境計画・設計のワークショップを行った。また、イタリアボルツアーノ大学で研究協力者のZerbe教授、長谷川氏と現地調査ならびに子どもと自然環境、生態系保全と環境デザインに関する研究打ち合わせを行った。 現在2023年度のプロジェクト実施を進めている。2023年9月にノルウェーでのワークショップが確定しており、ウクライナ情勢など世界の動向を見極めながら進めていく。また、研究メンバー、研究協力課と相談し、研究期間を最終年度に1年延期する方向で、合意がなされている
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の伊東は、2020年度フロリダ大学におけるグリーンインフラの研究成果を共立出版から出版された「景観生態学」を執筆した。継続してフロリダ大学Hostetler教授、ノルウェーHSNのFjortoft教授、鎌田教授、山本講師、須藤助教との共著の執筆を進める。また、国内では、鎌田教授とは生態学的視点から見たグリーンインフラ設計、須藤助教とはグリーンインフラの子ども環境としての活用手法に関する共同研究発表を継続する。山本講師とは、研究計画時には想定していなかったコロナ禍の中での都市緑地の活用についての検討を加え、心理学的観点からその有効性を深めてゆき、グリーンインフラの持つ重要な機能についての知見と議論を深めてゆく。Fjortoftら(2004) は、地域のオープン・スペースを子どもの遊び場・環境教育の場として位置づけ、その重要性について議論している。2023年度は、Fjortoft教授とのスケジュール調整が既にできており、9月にノルウェーでのランドスケープと環境教育のワークショップを開催予定であり、伊東、須藤、山本、鎌田が参加予定である。ノルウェーでは、「自然享受権」が法律で定められており、このことがランドスケープの活用にプラスの影響を与えていると考えられる。本研究では、実際の計画・設計プロセスと子どものアクティヴィティ、ノルウェー、アメリカ、日本との比較研究を通して、地域の自然環境の保全・再生を行いながら「子どもの遊び」、「環境学習」の場として活用できるような新しいランドスケープデザインの手法の検証とその国の風土に適した継続的な環境学習プログラムを開発・確立することを目的として研究を進める。
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